ラジオスタジオにおける副調整室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 08:19 UTC 版)
「副調整室」の記事における「ラジオスタジオにおける副調整室」の解説
ラジオスタジオの副調整室は、スタジオにいる出演者からの音声を受け取り、それを切り替えたり調整したりする。また、音楽を再生する機材なども備えられており、タイミングにあわせて再生するといった作業も行われる。 副調整室に詰めるスタッフの役割は、ビデオスタジオの場合とほぼ同じである。ただしテレビほど機材が複雑ではないため、ラジオ系のディレクターはある程度機器操作などの心得もあることが普通で、テクニカル・ディレクターを兼ねる場合もある。 ラジオの場合、扱う範囲が音声に限られることから、スタジオとその副調整室は現在でも隣接し(学校の放送室と同じ構造)、防音ガラスで仕切られた構造となっているのが一般的であり、相互に表情を見たり、文字を書いたボードを掲げて指示を出したりすることができる。マイクとイヤホン、あるいはスピーカーを通して出演者とスタッフが会話することができ、生放送ならば音楽を流している間、録音ものならば制作が中断している間などに、指示を出したり相談をしたりすることができる。また街頭のサテライトスタジオ等では、防音を確実にする目的や部外者のスタジオ立ち入りを防ぐ目的で副調整室がスタジオの前室を兼ねる構成もある。 ワンマン放送ではディスクジョッキー(ラジオパーソナリティ)がディレクター等も兼ねるため、そのような放送に対応するスタジオではスタジオと副調整室が一体化しており、DJの目の前にミキシングコンソールが置かれるような構成が取られる。ワンマンスタイル対応のスタジオを導入している例としてはInterFMなどがある。
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