ライセンスの氾濫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 14:04 UTC 版)
ライセンスの氾濫(ライセンスのはんらん、License proliferation)とは、ソフトウェアパッケージ毎にライセンスを改めて作成することによる弊害を指す。ライセンスの拡散、ライセンスの増殖とも訳される。この問題はフリーソフトウェアコミュニティに対し多大なる影響を与えている。
- ^ a b 現在のリスト。 “Various Licenses and Comments about Them”. Free Software Foundation (2011年5月2日). 2011年5月10日閲覧。
- ^ “Apache License v2.0 and GPL Compatibility”. Apache Software Foundation. 2011年5月10日閲覧。
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- ^ “Licenses by Name”. Open Source Initiative. 2011年5月10日閲覧。
- ^ “#11: Simplified, rationalised licensing”. www.markshuttleworth.com (2006年11月8日). 2011年5月10日閲覧。
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- ^ “Report of License Proliferation Committee and draft FAQ”. Open Source Initiative. 2011年5月10日閲覧。
- ^ a b このライセンスリストの最初期の版では、この立場を明確に反映したものになっていた。 Bradley M. Kuhn (2000年8月15日). “Various Licenses and Comments about Them”. Free Software Foundation. pp. 37–39. オリジナルの2000年8月15日時点におけるアーカイブ。 2000年8月15日閲覧。
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- ^ クリエイティブ・コモンズ・ジャパン (2010年2月19日) (日本語) (flv). 賢く著作物を共有する方法 - クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの付け方(1/2)(第32回日本分子生物学会年会). クリエイティブ・コモンズ・ジャパン.. 該当時間: 4:51-6:12 2012年1月5日閲覧。
- 1 ライセンスの氾濫とは
- 2 ライセンスの氾濫の概要
- 3 OSIの姿勢
- 4 ライセンスの選択
- 5 コンテンツのライセンス
ライセンスの氾濫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 16:35 UTC 版)
「オープンソースライセンス」の記事における「ライセンスの氾濫」の解説
詳細は「ライセンスの氾濫」を参照 2000年代前半、オープンソースソフトウェアのライセンスは多数の独自ライセンスが策定され、よく似た条文で一部分だけ異なるという有象無象のライセンスがいたずらに作られていったことを問題視し、その事象はライセンスの氾濫と呼ばれ批判の対象となった。ライセンスの氾濫はライセンス製作者の虚栄心を満たすだけの無害なものではなく、オープンソースソフトウェアに課せられたライセンスの内容を精査しなければならない利用者を疲弊させる有害なものであった。オープンソース・イニシアティブは2006年にこの問題を解決するためライセンス氾濫問題プロジェクト(License Proliferation Project)を立ち上げ、ライセンスレビューを通して承認ライセンスを選定することでライセンスの氾濫を抑えた歴史がある。ライセンスの氾濫を再発させないため、オープンソースソフトウェアのライセンスは既存のオープンソースライセンスを採用することが推奨される。ライセンスの作成者は新規ライセンスの必要性について慎重な検討を経て策定に至り、ライセンスを承認する団体は新規のライセンスが既存のライセンスと本質的な差異がない場合は承認しない判断を下している。
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ライセンスの氾濫
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「自由ソフトウェアライセンス」の記事における「ライセンスの氾濫」の解説
詳細は「ライセンスの氾濫」を参照 ライセンスの氾濫はライセンスの非互換問題を複雑化させる。ソフトウェア開発者やディストリビュータは、読まなければならない法律文書が増え、負担を強いられる。ライセンスの氾濫は1990年代末ごろその動きが見られるようになり、2000年代初めにさらに増大した。2005年にはこの現象が問題として認識されるようになり、新たなライセンスを作ることは不適切と言われるようになった。
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