ユリウス通日とは? わかりやすく解説

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ユリウス‐つうじつ【ユリウス通日】

読み方:ゆりうすつうじつ

ある日付をユリウス暦における紀元前4713年1月1日正午を0日目とし、そこから経過した日数表したもの。また、小数用いて時刻を表す場合もある。ユリウス日JDJulian day)。JDNJulian day number)。→修正ユリウス通日


ユリウス通日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/02 07:13 UTC 版)

ユリウス通日(ユリウスつうじつ、Julian Day、JD)は、ユリウス暦[注釈 1]紀元前4713年1月1日、すなわち西暦 -4712年1月1日の正午世界時)からの日数である[1]。単にユリウス日(ユリウスび)ともいう。時刻値を示すために一般には小数が付けられる。


注釈

  1. ^ a b 本稿で言うユリウス暦は、西暦8年以前についてもユリウス暦の暦法(4年に1度閏年を実施)を機械的に遡って適用したと仮定した先発ユリウス暦英語版を指す。実際のユリウス暦では、その初期である紀元前45年 から 紀元前8年の間では、閏年を3年に1度とするという正しくない運用がなされていたので(ユリウス暦#初期のユリウス暦の運用)、この先発ユリウス暦とは一致しない。また、紀元前45年以前にはユリウス暦そのものが存在しない。
  2. ^ 日本では各種の換算式をフリーゲルの公式と総称することが見られる。

出典

  1. ^ [1] 国立天文台暦計算室、ユリウス日とは
  2. ^ a b [2] 国立天文台 > 暦計算室 > 暦Wiki >1日の始まり
  3. ^ 日本天文学会編「雑報 緑威平均時の争論」(PDF)『天文月報』第18巻第10号、日本天文学会、東京府北多摩郡三鷹村、1925年10月、156頁、ISSN 0374-2466NCID AN00154555NDLJP:33040632014年2月2日閲覧 p.157 下段の最後の段落
  4. ^ 日本天文学会編「雑報 緑威平均時の争論」(PDF)『天文月報』第18巻第10号、日本天文学会、東京府北多摩郡三鷹村、1925年10月、156頁、ISSN 0374-2466NCID AN00154555NDLJP:33040632014年2月2日閲覧 p.157 下段の最後の段落
  5. ^ ユリウス日”. 暦計算室 暦象年表. 国立天文台. 2015年1月18日閲覧。
  6. ^ Julian Date Converter Astronomical Applications Department, The United States Naval Observatory (USNO), US Navy
  7. ^ MODIFIED JULIAN DATE Time Service Department,USNO
  8. ^ 暦Wiki/ユリウス日 - 国立天文台暦計算室 ユリウス日とは
  9. ^ 万年七曜表と、その計算式について 2004/2/2 井上圭典
  10. ^ 18 editions of "Outlines of astronomy" by Herschel, John F. W. Sir, pp.676-681
  11. ^ 天文学人名辞典(現代天文学講座 別巻)、p.82、スカリゲルの項、「彼の息子Scaliger, Joseph Justus(1540-1609)は現代年代学の創始者で、ユリウス日を制定したが、”ユリウス”の名は父に感謝の意を表してつけられたものである。」、この項の執筆者は斉田博(さいだ ひろし 1926-1982)、恒星社厚生閣、1983年3月25日、初版1刷
  12. ^ 例えば、Duncan Steel, "Marking Time: The Epic Quest to Invent the Perfect Calendar", p.154, How the Julian Date Got Its Name, John Wiley & Sons: New York, 2000, ISBN 0-471-29827-1
  13. ^ ユリウス日とは 国立天文台、暦計算室、暦wiki「彼(スカリゲル)の著書 "Opus de emendatione temporum" によれば、ユリウス周期やユリウス日の"ユリウス"はユリウス年にちなんで名づけたそうです。」
  14. ^ Fliegel, H. F. and Van Flandern, T. C., "A Machine Algorithm for Processing Calendar Dates," Communications of the ACM 11, p. 657, 1968.
  15. ^ Hatcher, D. A., Simple formulae for Julian day numbers and calendar dates, Quarterly Journal of the Royal Astronomical Society, v. 25, p. 53-55, 1984
  16. ^ Meeus, J., Astronomical Algorithms, 1998
  17. ^ a b これは浮動小数点計算を経由する計算法。



ユリウス通日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 10:05 UTC 版)

「年」の記事における「ユリウス通日」の解説

日付年月日)と日数が、改暦による時期それぞれの地域によって統一されていないことから生じさまざまな不具合に対して考案され基準がユリウス通日(または、「ユリウス日」)である。ユリウス通日は、紀元前4713年1月1日(または、-4712年1月1日)の正午起点とした通日である。1582年実施されユリウス暦からグレゴリオ暦への改暦によって、さまざまな混乱生じることを懸念してスカリゲルジョゼフ=ジュスト・スカリジェ(英語版))(1540年-1609年)が考案した

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ユリウス通日(JD)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 05:51 UTC 版)

時刻系」の記事における「ユリウス通日(JD)」の解説

ユリウス通日(JD)は紀元前4713年1月1日GMTでの正午から数えた経過日数である。通常直前正午からの経過時間を日の小数で表す。正午起点にしたのは、通常夜間に行う天文観測の便を考えて夜間に日が変わらないようにするためである。

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「ユリウス通日(JD)」を含む「時刻系」の記事については、「時刻系」の概要を参照ください。

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