ミシマオコゼ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/25 00:13 UTC 版)
ミシマオコゼ科 Uranoscopidae は8属50種を含む。三大洋に分布し、一部の種類は河口域にも進出する。主に夜行性で、普段は砂の中に潜り、眼だけを外部に出している。日本で積極的な漁獲対象とされることはないが、底引き網などに混獲され、蒲鉾の原料になる。 頭部が顕著に大きく、眼は背中側を向く。口は上向きで、唇には飾りがついている。口の中にルアー状の構造物をもつ種類があり、獲物をおびき寄せるために使用される。Astroscopus 属の仲間は内鼻孔をもち吸気の際に使用されるほか、眼筋由来の発電器官を有している。鱗はないことが多く、ある場合でも滑らかで小さい。背鰭の棘条部は欠くことが多い。胸鰭の上側に強いトゲをもち、毒腺とつながっている。腹鰭は喉の位置にある。 アオミシマ属 Xenocephalus カスリミシマ属 Selenoscopus サツオミシマ属 Ichthyscopus ミシマオコゼ属 Uranoscopus 他4属
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