マルセイユ版タロットの誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 06:22 UTC 版)
「タロット」の記事における「マルセイユ版タロットの誕生」の解説
フランス最古のタロットは、1557年にリヨンで作られた「ケイトリン・ジョフロイ版」(Catelin Geofroy) だが、このデッキのトランプ(いわゆる大アルカナ)は図像的にみるとかなり特徴的で、のちの「マルセイユ版」の元祖とは言い難い。 いわゆる現在の「マルセイユ版」とほぼ同じ図像、絵柄が確立したのは、1650年頃のパリで発行されたジャン・ノブレ(フランス語版)の「ジャン・ノブレ版」が最初で、これが遡りうる限りでのマルセイユ版の元祖と言い得る。マイケル・ダメットによると、最古のタロット占いの記録は、18世紀前半のタロット占いのやり方を記した手書きのシートである。この記録によれば、タロットカードにはそれぞれの意味が1枚ごとに割り振られていたようであるが、当初はもっぱらゲームに使われていた。
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