マスターデータマネジメント
【英】Master Data Management, MDM
マスターデータマネジメントとは、業務システムにおいてマスターデータと呼ばれる顧客や社員、契約、商品などの情報を統合管理すること、またはそのための製品のことである。
マスターデータは、製品や会計といった異なる事業部で主に扱われるデータであるため、企業内部でも散在している場合が多い。データを扱うアプリケーションが異なる場合もあれば、同一の項目について異なる名称で呼ばれている場合も少なくない。マスターデータマネジメントは、データを統合的に管理することによってデータの不整合を解消し、品質を維持しやすくできる。各種情報が連携することで、余分な作業コストの低減や顧客満足度の向上なども図ることができる。
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MDM
マスターデータ管理(MDM)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 05:58 UTC 版)
「信頼できる唯一の情報源」の記事における「マスターデータ管理(MDM)」の解説
マスターデータ管理システムは、別のシステムに代替の「信頼できる情報源」がない場合でも、特定の実体の信頼できる情報源として機能できる。通常 MDM は、信頼できる情報源として実体の異なる面を更新することができる複数のシステムのハブとして機能する。たとえば、CRMシステムは、顧客のほとんどの面の「信頼できる情報源」となりえる。その情報源は、コールセンターのオペレーターによって更新されるが、顧客は例えば自分の住所を、CRMシステムとは異なるバックエンドを持つカスタマーサービスのウェブサイトを用いて更新することもできる。 MDMアプリケーションは、複数のソースから更新を受信し、ブローカーとして機能して、どの更新が信頼できると見なされるか(ゴールデンレコード)を決定し、この更新されたデータをすべての購読システムに配信する。 MDMアプリケーションは、データを複数の購読システムに配信するためにESBが必要となる。
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