ポスター掲示拒否問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 14:49 UTC 版)
2008年の蘇民祭に先駆けて、奥州市が作成したポスターについてJR東日本が上半身裸で胸毛の濃い男性が大きく写っているデザインを「女性客が不快感を覚え、セクシャルハラスメントに該当するおそれがある」として問題視し、駅構内での掲示を拒否した。この経緯がニュースで取り上げられたため、結果的に蘇民祭の知名度が全国的に上昇することとなった。後日、一連のテレビ報道による広告効果は約31億円近くになるという分析結果が放送調査会社・ニホンモニターより発表された。 ポスターのモデルとなった男性は地元在住の会社員で、2007年の取主であるがマスコミの取材には困惑しつつも積極的に応じ「裸で騒ぐ祭りではないしイベントではない。そういうことを分かってくれる参加者や客が増えるのなら、地元の人でなくても大歓迎です」とコメント。この男性は2008年の祭りに際しては前年から就任している世話役に徹し、テレビカメラの前で裸を見せることは無かった。
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