ボーイスカウトの創設者ロバート・ベーデン=パウエル
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「フリーメイソン」の記事における「ボーイスカウトの創設者ロバート・ベーデン=パウエル」の解説
ボーイスカウトとフリーメイソンリーの関係において、ボーイスカウト創設者の英国陸軍少将ロバート・ベーデン=パウエルは妻オレブによるとフリーメイソンではなく、娘のベティも父ロバートはメイソンのメンバーではないという。 ロバート・ベーデン=パウエルの弟デビッドはフリーメイソンであった。ロバートの孫マイケルもフリーメイソンであり、マイケルはオーストラリアのロッジ「ベーデン=パウエル・ロッジNo.488」の元・マスター(Past Master)である。 フリーメイソンのロッジ 「ベーデン=パウエル・ロッジNo.488」のように、ボーイスカウトたちによって作られたロバート・ベーデン=パウエルにちなんだフリーメイソンリーのロッジもあり、「ベーデン=パウエル・ロッジNo.488」は、1929年、豪ビクトリア州知事でビクトリアグランドロッジのグランドマスターを務めるフリーメイソンのサマーズ男爵らの会議によりボーイスカウトのフリーメイソンロッジが計画され、設立された。サマーズ男爵はボーイスカウトの理事長、副チーフ・スカウトを経て、1941年のロバート・ベーデン=パウエルの死後、ロバートを引き継いでチーフ・スカウトになった。「ベーデン=パウエル・ロッジNo.488」はロバート・ベーデン=パウエルの名が付けられた最初のロッジであり、また存命人物の名がロッジに付けられることは異例であった。ロバートはこのロッジのために「With best wishes for the success of the Lodge in its good work. Baden-Powell of Gilwell, 12th May 1931」と銘記した。 スカウトの名を冠するフリーメイソンのロッジ「スカウトロッジ」もある。 ジャングル・ブック 「ジャングル・ブックとスカウティング(英語版wikipedia)」も参照 ロバート・ベーデン=パウエルはノーベル文学賞作家ラドヤード・キップリングと友人であった。1916年、ロバートは低年齢のスカウトへの教えに適した物語が必要と思い、キップリングの著書『ジャングル・ブック』(1894年)をカブ・スカウト(ウルフ・カブ)のハンドブックのメインテーマに使いたいとキップリングに頼んだ。キップリングは承諾した。キップリングは1886年にメイソンリーに入会し1889年にメイソンリーを辞め、1909年に再びメイソンリーに参加し、1910年に名誉会員を務め、1922年に「Builders of the Silent Cities Lodge No. 12」の設立に関与し、その後生涯にわたりその設立したロッジの会員であった。
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