ベント型電池
防沫構造のある排気弁を用いて、多量の酸霧やアルカリ霧が電池外に脱出しないようにした電池。使用中、補水を必要とする。この補水保守の容易化のために、一括補水装置を電池の上蓋部に一体成形で設けるなどさまざまな工夫がなされている。シール型電池が実用化されるまで電気自動車用電池の主流であり、シール型に対して比較的エネルギー密度が高く、補水などのメンテナンスを着実に行えば長寿命を保つことができる。日本では鉛電池が主流であったが、欧州ではニッケルカドミウム(ニッカド)電池にこの方式が現在でも用いられている。
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