ブローホール

デジタル大辞泉

ブローホール【blowhole】

読み方：ぶろーほーる

１ 溶接金属内のガスによって生じた空洞。溶接部を弱化させ、破砕の原因ともなる。

２ 火山の、溶岩やガスの噴出口。

３ 海岸の岩にあいた小さな穴や亀裂。また、そこに波が入り込んで、海水が間欠泉のように勢いよく噴き出す現象。

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ブローホール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/13 16:10 UTC 版)

ブローホール(溶接における気孔欠陥)とは金属又は固体同士を熱により溶接したとき、接合する物体の間にあった水分、油、鋼材表面の錆などの汚れや鋼材の錆発生防止のための塗料やめっきや気体が溶接部に入り込んだまま溶接した時に生じる空洞のことで、別称「ピット」や「ボイド」とも呼ばれる。^[1]

この空洞は金属疲労による接合部の破断を引き起こすことがある。特に1.5ｍｍ以上の空洞になると、金属はそこが弱点になり早期の構造物の崩壊に繋がり危険であるため溶接前に溶接面の錆等のゴミを取り除くことが重要となる^[2]

ブローホールが原因の構造物崩壊例

・朱鷺メッセ連絡デッキ落下事故

脚注

1. ^ “ガスシールドアーク溶接における気孔欠陥の発生原因とその防止方法について教えてください 溶接Q&A 技術情報 | 日鉄溶接工業株式会社”. www.weld.nipponsteel.com. 2020年11月3日閲覧。
2. ^ “瀬戸大橋　３／４ - YouTube”. www.youtube.com. 2020年11月3日閲覧。