フリーホイールハブ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 13:57 UTC 版)
フリーホイールハブ(free wheeling hubs)とは、自動車に用いられるホイールハブの一種であり、ドライブシャフトからの駆動力をドライバーの任意で切り離すことが出来る機構を備えている。主にパートタイム式4WD車に用いられ、ロッキングハブ(Locking hubs)と呼ばれることもある。
- ^ フルタイム4WDの場合センターデフ。ビスカスカップリングで代用されることもある。
- ^ 特に片輪のみを駆動若しくは非駆動状態とされてしまった場合、非駆動軸にもLSDを備えている車両では、片輪が空転しつづけるためにLSDの不要な磨耗や破損を招くことにも繋がりかねない。
- 1 フリーホイールハブとは
- 2 フリーホイールハブの概要
- 3 関連項目
フリーアクスル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 13:57 UTC 版)
「フリーホイールハブ」の記事における「フリーアクスル」の解説
近年の自動化が進んだ4WD車では、従来のフリーホイールハブと同様の目的で、フリーアクスル(Free Axle)と呼ばれる機構が用いられる場合もある。フリーホイールハブはハブとドライブシャフト間の駆動伝達を断つのに対して、フリーアクスルは非駆動軸側デフケース付近に設けられ、デフとドライブシャフト間の駆動伝達を断つ事が特徴である。その実装形態から、殆どの場合はバキュームダイヤフラム若しくは電動モーターで動作する自動式フリーアクスルの形態で用いられる。 フリーアクスルは車体中央付近のデフケースに機構を集中できる為に、車輪のハブその物をよりシンプル且つ軽量に出来る利点がある。反面、ハブとドライブシャフトが機械的に連結されたままとなるため、駆動損失の低減という面ではフリーホイールハブよりもやや不利となる。 フリーアクスルには非駆動軸側デフケースの左右両側のドライブシャフトを切り離すものと、左右どちらか片方のドライブシャフトのみを切り離すものに大別される。後者の構造は、所謂オープンデフの欠点を逆手に取ったものであり、差動装置の片輪が完全に無負荷となる状態を擬似的に作り出すものである。よって、フリーアクスルに切り離されたドライブシャフト側のピニオンギアはプロペラシャフトの回転と共に高速で空転し続け、逆に連結されている側のドライブシャフトにはプロペラシャフトの回転は伝わらなくなり、同時に車輪からのバックトルクもプロペラシャフトには伝わらなくなる。後者の構造はフリーアクスルをよりシンプル且つ合理的に実現できる反面、非駆動軸側デフケースに内蔵可能な差動装置がオープンデフに限定されるという欠点もある。
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