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ヒッタイト [Hittite]

紀元前2000年以後小アジア一帯活躍した、ヒッタイト語を用いた民族一派の称。また、それが築いた国家鉄製武器戦車使用により強大な王国建設したが、前一二世紀海上から異民族侵入をうけて急速に衰退(くさび)文字象形文字による記録が残る。


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ヒッタイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/08 02:55 UTC 版)

ヒッタイト帝国
URUHa-at-ti
紀元前16世紀 - 紀元前1180年
ヒッタイトの位置
赤:ヒッタイト帝国の最大勢力圏 緑:古代エジプトの勢力圏
公用語 ヒッタイト語、リウィア語、パラ語、フルリ語アッカド語、その他アナトリア地方語
首都 ハットゥシャ
元首等
紀元前1586年 - 紀元前1556年 ハットゥシリ1世
紀元前1321年 - 紀元前1295年 ムルシリ2世
変遷
ラバルナ1世による建国 紀元前16世紀
ヒッタイト中興と新王国時代の幕開け トゥドハリヤ1世
周辺海洋民族による包囲と滅亡 紀元前1180年
ボガツキョイ(現トルコ共和国ハットゥシャ)のライオンの門
エジプトの壁画に表現されたヒッタイト軍の戦車

ヒッタイト(英:Hittites)は、インド・ヨーロッパ語族ヒッタイト語を話しアナトリア半島王国を築いた民族。ハッティの英語名で、旧約聖書の Hitti(ヘテ人ヘト人)をもとにして、イギリスのA.H.セイスが命名した。

また、この民族が建国したヒッタイト帝国(王国とも)を指す。首都はハットゥシャボアズキョイ遺跡)。

目次

概要

ヒッタイト人は黒海を渡って来た北方系民族といわれてきた。しかし近年、逆にこの地域アナトリアを故郷として広がって行ったという説も提唱されている。紀元前1680年頃にクズルウルマック("赤い河"の意)周辺に王国を建国し、後にメソポタミアなどを征服した。エジプトの遺跡には、3人乗りの戦車でラムセス2世と戦うヒッタイト軍(ムワタリの軍)のレリーフが描かれている。

近年、ヒッタイト以前の紀元前18世紀頃(アッシリア商人の植民都市がアナトリア半島一帯に展開した時代)に鉄があったことが明らかにされた。トルコのカマン・カレホユック遺跡にて鉄滓が発見されている。その他にも、他国に青銅を輸出或いは輸入していたと見られる大量の積荷が、海底から発見された。通説では紀元前1190年に、民族分類が不明の「海の民」によって滅ぼされたとされている。

なお、ヒッタイト王の称号は、タバルナであるが、これは古王国の初代王であるタバルナ1世、また、ラバルナの名を継承したハットゥシリ1世の個人名に由来し、後にヒッタイトの君主号として定着したものである。ヒッタイト王妃の称号タワナアンナであるが、これも初代の王妃であるタワナアンナの名を継承したといわれている.

歴史

  • 紀元前1680年頃、ヒッタイト古王国の成立。
  • 紀元前1595年頃、メソポタミア古バビロニアを滅ぼす。
  • 紀元前1450年頃、ヒッタイト新王国の成立。フリ文化の色彩強まる。
  • 紀元前1330年頃、シュッピルリウマはミタンニを制圧する。この時、前線に出たのは、王の息子達であった。
  • 紀元前1285年頃、古代エジプトシリアカデシュで衝突。ラムセス2世のエジプトを撃退する。ラムセス2世は、勝利の記録を戦いの様子と共にルクソールなどの神殿に刻んでいるが、実際にはシリアはヒッタイトが支配を続けた(カデシュの戦い)。この際に、世界最古の講和条約が結ばれた。
  • 紀元前1190年頃に滅びる。地中海諸地域の諸種族混成集団と見られる「海の民」によって滅ぼされたといわれているが、最近の研究で王国の末期に起こった3代におよぶ内紛が深刻な食糧難などを招き、国を維持するだけの力自体が既に失われていたことが明らかになった(前1200年のカタストロフ)。
  • 王国が滅びたあと、東南アナトリアに移動し紀元前8世紀頃まで、新ヒッタイト(シリア・ヒッタイト)と呼ばれる都市国家群として活動した。ただし、この都市国家群の住民はかなりの程度フルリ人と同化していたと考えられている。

歴代君主

古王国以前の支配者

古王国

新王国






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