バンド編成での活動
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「カール・ウォリンジャー」の記事における「バンド編成での活動」の解説
この後、ワールド・パーティーにはギタリストとしてデイヴィッド・キャトリン=バーチ (David Catlin-Birch)、ドラマーとしてクリス・シャーロックが正式に加わったバンド形式となった。両名とも『Goodbye Jumbo』のプロモーション・ツアーに参加したメンバーだった。1993年、新たな体制でのサード・アルバム『Bang!』(英語版)がリリースされた。新たなアルバムでは他のアーティストとの協調も進み、一部の曲のプロデューサーにはスティーヴ・リリーホワイトが名を連ねている。レコーディングやツアーに参加したガイ・チェンバーズ (Guy Chambers) は、ウォリンジャーに多くを学んだといい、バンドは「ソングライティングの大学のようだった」とインタビューに答えている。このアルバムはイギリスのチャートで2位となった。 ウォリンジャーは、1994年のウィノナ・ライダー、イーサン・ホーク共演、ベン・スティラー監督の青春映画『リアリティ・バイツ』で作曲を担当した。サウンドトラックではU2、レニー・クラヴィッツ、ダイナソーJr.、クラウデッド・ハウスといった名前にまじって新作を提供している。 キャトリン=バーチの脱退後、2人組となったワールド・パーティーは、1997年に『Egyptology』(エジプトロジー、英語版)をリリースした。しかし直後にアメリカでのレーベル、エンクレーヴ (The Enclave) が閉鎖したことによるプロモーション不足もあり、このアルバムはアメリカで商業的に振るわなかった。 一方、『Egyptology』収録曲の “She’s the One”(英語版)は1999年にロビー・ウィリアムズによりカヴァーされ、イギリスのチャートで1位となったのを皮切りに、種々の賞を受賞する大成功を収めた。カヴァーはチェンバーズがウィリアムズに勧めたものだったが、ウォリンジャーはカヴァーの制作についてなにも聞かされていなかったため、その後クリサリス・レコードなどとの間でトラブルとなっている。クリス・シャーロックがウィリアムズのバンドに参加するため脱退し、ワールド・パーティーは再度ウォリンジャーの個人プロジェクトとなった。
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