ハイコントラスト用ポールピース
【英】:high-contrast polepiece
高分解能用および分析用ポールピースでは、レンズの励磁が強いために焦点距離が短くなり、回折図形は対物絞りよりも上方にできてしまう。そのために対物絞りによって選ばれた領域以外からの周り込みが起こり、明視野、暗視野像のコントラストを下げてしまう。また格子定数の大きな物質の場合、周り込みのためにひとつの反射の暗視野が撮れない。この欠点を改善するため、ポールピースのギャップを大きくするなどして対物レンズの作る磁界を少し弱くし、対物絞り上に回折図形ができるようにしてコントラストの高い像を得られるようにしたポールピースをという。加速電圧200kVでCs=3.3mm、Cc=3.0mmが得られており、電顕像の空間分解能は0.31nmである。ホルダの傾斜角を±30°〜35°までとることが可能。
高分解能用および分析用ポールピースでは、レンズの励磁が強いために焦点距離が短くなり、回折図形は対物絞りよりも上方にできてしまう。そのために対物絞りによって選ばれた領域以外からの周り込みが起こり、明視野、暗視野像のコントラストを下げてしまう。また格子定数の大きな物質の場合、周り込みのためにひとつの反射の暗視野が撮れない。この欠点を改善するため、ポールピースのギャップを大きくするなどして対物レンズの作る磁界を少し弱くし、対物絞り上に回折図形ができるようにしてコントラストの高い像を得られるようにしたポールピースをという。加速電圧200kVでCs=3.3mm、Cc=3.0mmが得られており、電顕像の空間分解能は0.31nmである。ホルダの傾斜角を±30°〜35°までとることが可能。
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