ネスラー‐しやく【ネスラー試薬】
ネスラー試薬
ネスラー試薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/18 07:12 UTC 版)
「テトラヨージド水銀(II)酸カリウム」の記事における「ネスラー試薬」の解説
この名前はユリウス・ネスラーにちなみ、アンモニアを含む試料に滴下すると黄色に呈色する。より高い濃度では褐色の沈殿が生じる。スポットテストとしての感度は、試料2 μL中アンモニア約0.3 μgである[要出典]。 NH 4 + + 2 [ HgI 4 ] 2 − + 4 OH − ⟶ HgO ⋅ Hg ( NH 2 ) I + 7 I − + 3 H 2 O {\displaystyle {\ce {{NH4^{+}}+{2[HgI4]^{2-}}+4OH^{-}->HgO\cdot {Hg(NH2)I}+{7I^{-}}+3H2O}}} ネスラー試薬は一般に、ヨウ化カリウムと塩化水銀(II)から調製される。濃ヨウ化カリウム水溶液に、ヨウ化水銀(II)の沈殿が溶け残るまで熱濃塩化水銀(II)水溶液を加える。その後ろ過し、水酸化カリウムと少量の塩化水銀(II)水溶液を加える。得られた溶液を冷却した後、必要な濃度に希釈する。ネスラー試薬はネスラー管で使われることもある。
※この「ネスラー試薬」の解説は、「テトラヨージド水銀(II)酸カリウム」の解説の一部です。
「ネスラー試薬」を含む「テトラヨージド水銀(II)酸カリウム」の記事については、「テトラヨージド水銀(II)酸カリウム」の概要を参照ください。
ネスラー試薬と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- ネスラー試薬のページへのリンク