ニジェール・コンゴ語族
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ニジェール・コンゴ語族(ニジェール・コンゴごぞく)は、大きな語族の一つであり、サハラ砂漠以南のアフリカの大部分の言語を含む。アフリカで面積・話者数・言語数からいって最も大きい語族であり、世界的にも言語数では(言語の分類にもよるが)最も大きいといわれる。
- ^ Koelle, S.W., 1854, Polyglotta Africana, or a comparative vocabulary of nearly three hundred words and phrases, in more than one hundred distinct African languages. 188p. London, Church Missionary House.
- ^ Westermann, Diedrich H. (1911) Die Sudansprachen. Eine sprachvergleichende Studie. L. Friederichsen & Co.
- ^ Greenberg, Joseph H. (1963) The Languages of Africa. International journal of American linguistics, 29, 1, part 2
- ^ Greenberg, Joseph H. (1966) The Languages of Africa (2nd ed. with additions and corrections). Bloomington: Indiana University.
- ^ Bennett, Patrick R. & Sterk, Jan P. (1977) 'South Central Niger-Congo: A reclassification'. Studies in African Linguistics, 8, 241–273.
- ^ Bendor-Samuel, J. (ed.) (1989) The Niger-Congo Languages University Press of America.
- ^ 『DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史』(勉誠出版 2009年)
- 1 ニジェール・コンゴ語族とは
- 2 ニジェール・コンゴ語族の概要
- 3 分類
- 4 話者
ニジェール・コンゴ語族
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「アフリカの言語」の記事における「ニジェール・コンゴ語族」の解説
詳細は「ニジェール・コンゴ語族」を参照 ニジェール・コンゴ語族は言語の数という点からいえばアフリカで、そして恐らく世界でも、最大の語族である。特筆すべき特徴の1つとして文法的性のように一致を起こす複雑な名詞クラスを持つことが挙げられる。ヨルバ語、イボ語、アカン語をはじめとして、この語族に属する言語の大多数は声調言語である。ニジェール・コンゴ語族のなかの大きなグループであるバントゥー語群は地理的にいってその他のグループ全体よりも多くの面積にわたって分布している(上図の地図の ニジェール・コンゴ語族(B)を見よ)。 なお、1950年代にジョーゼフ・グリーンバーグによって、ニジェール・コンゴ語族とスーダン中南部で用いられるコルドファン語派とをあわせたニジェール・コルドファン語族が提唱されており、こんにちでは言語学者は、「ニジェール・コンゴ語族」という単語で、コルドファン語派を下位分類に含むこの語族全体を指すことも多い。その理由のひとつには、コルドファン語派がニジェール・コンゴ語族の他の言語から最初に分岐したものであるかが不明確であることがあり、マンデ語派はコルドファン語派と同程度かそれ以上に分化したものであるという主張がなされている。マンデ語派およびドゴン語派を含めることに疑義を唱える言語学者も少数おり、ウバンギ諸語(英語版)を含めることには決定的な根拠がないものの、ニジェール・コンゴ語族自体は言語学者一般に受けいれられている。
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