トランプ政権にて
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「パトリック・シャナハン」の記事における「トランプ政権にて」の解説
2017年3月16日にトランプ大統領はシャナハンを32代国防副長官(国防省における文民の副トップ)に指名する意向を明らかにした 。トランプは軍の拡充計画を主導してもらうためシャナハンを指名した。 上院の指名承認公聴会は2017年6月20日に開かれ、ウクライナへの武器供給を提案していたジョン・マケイン上院議員は、米国がウクライナへそうした武器を供給すべきか否かの質問に対するシャナハンの回答内容を取り上げ、シャナハンの指名を妨害すると脅した。シャナハンは、自分はその問題について決断を下すための軍の機密情報へのアクセスが無いと答えた。 オバマ政権で最後の国防副長官だったボブ・ワークは、シャナハンが承認されるまでその地位にあった。シャナハンは2017年7月18日に92対7の投票結果により上院で承認され、2017年7月19日に32代国防副長官になった。その地位の者は、国防長官へ直接報告を行う。 トランプ大統領は、マティス国防長官の辞任が行われる2月28日にはシャナハンに国防長官代行に昇格させるだろうと真っ先に明らかにした。しかしトランプはその後12月23日のツイートで、マティスが明らかにした辞任日の2ヶ月前にシャナハンを昇格させると明らかにした。トランプがマティスとの決別を早めたのは、トランプの世界情勢観を批判したマティスの辞任コメントに対する世論の(肯定的な)反応に立腹したからと伝えられている。2019年1月1日に国防長官代行に就任。2日の初登庁の際は中華人民共和国への対応を最優先にすべきとして「中国、中国、中国」( China, China, China.)と訓示した。政権入り後、出身母体であるボーイングに便宜を図っているとする疑惑が浮上し、倫理調査の対象となった。2019年4月25日にまとめられたアメリカ国防総省監察官の報告書によれば、アメリカの主力戦闘機であるF-35(主契約社はボーイングのライバルであるロッキード・マーチン)の開発プログラムを酷評していたことが明らかになっている。 2019年5月9日、ホワイトハウスはシャナハンを国防長官に正式に指名することを発表した。軍需産業の出身者が国防長官に指名されたのは史上初であった。しかし、同年6月18日にシャナハンの辞退を受けてトランプ大統領はマーク・エスパー陸軍長官を国防長官代行に新たに指名することを発表した。
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