テクストの伝達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/22 02:10 UTC 版)
「生活に疲れた者の魂との対話」の記事における「テクストの伝達」の解説
この対話は『羊飼いの物語(ドイツ語版)』と共にパピルス・ベルリン3024(Papyrus Berlin 3024)という1つのテクスト資料でのみ残存しており、『羊飼い』の上に書かれたパリンプセストとなっている。対話の冒頭部の断片のいくつかは部分的にパピルス・アマースト3(Papyrus Amherst III)にも含まれている。パピルス・ベルリン3024はエジプト第12王朝時代中葉のものと推定されている古文書である。このパピルスは1843年にカール・リヒャルト・レプシウスがエジプトで購入し、1859年に初めてテクストを出版した。テクストの伝達は不完全なもので、冒頭部が欠落している。このため、対話のなされたきっかけや外部状況などは不明である。 パピルス・ベルリン3024。ベルリンの旧博物館蔵
※この「テクストの伝達」の解説は、「生活に疲れた者の魂との対話」の解説の一部です。
「テクストの伝達」を含む「生活に疲れた者の魂との対話」の記事については、「生活に疲れた者の魂との対話」の概要を参照ください。
- テクストの伝達のページへのリンク