ダットサン・110/210
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ダットサン・110/210は、日産自動車が1955年(昭和30年)から1959年(昭和34年)まで生産した小型乗用車である。110・210は車体番号の共通部分などに使われる型式であり、正式な商品名としてはブランド名「ダットサン」に車種をつなげただけのダットサン乗用車(だっとさんじょうようしゃ)となる。
- ^ 戦前型からの進歩は排気量の若干アップとホイールベースの延長、1951年からの油圧ブレーキ化程度で、ラジエーター本体は前車軸真上、エンジンをその後方に置いた旧世代の重量配分設計が踏襲されていた。前車軸の支持は剛性・強度の低い横置きリーフスプリング・中央固定、駆動系もウォームドライブのファイナルギアなど旧弊な設計であった。
- ^ 日産の命名規則で、小型商用車は十の位が「2」となる。
- ^ 1947年に原型が完成したS型エンジン。戦後復興に必要な小型車用エンジンを短期間かつ低コストでまとめ上げるために冒険を避け、1930年代に設計された欧州フォードやドイツのアドラーのエンジンを参考にしたものであり、ダットサンのD10型と異なり3ベアリングであった。
- ^ 第二次世界大戦後の1950年代初頭、オースチン社が生産性の高い新世代エンジンとして開発したOHVエンジンシリーズの一つで1.5L級をカバー。堅実な設計で1952年のBMC成立後も旧ナッフィールド・オーガニゼーション系エンジンを排して4気筒標準エンジンとされ、長年にわたりBMC系の主力エンジンとなった。
- ^ トヨタはクラウンRS型で1957年、1958年と出場しているがいずれもリタイアに終わっている。また、富士号と桜号は市販車と全く同じであった訳ではなく、これらに使われた部品は量産品の中でより精度が出ている物が集められ、さらに必要な場合は修正や焼き入れ処理が加えられるなど、選別された品で丁寧に組み上げられたチューニングカーである。
- ^ 同じシャシのダットサントラックは、ダットサンセダンが310型(初代ブルーバード)にモデルチェンジした後、1961年の223型から前輪が縦置きトーションバーで吊られたダブルウィッシュボーンの独立懸架となる。
- ^ トヨペット・クラウンの販売が軌道に乗るまでのトヨタ自動車で、最も販売台数を稼いでいたモデルはトヨエースSKB型であり、乗用車でトップの座を狙っていた思惑とは裏腹に『乗用車のニッサン、トラックのトヨタ』と揶揄されていた。
- 1 ダットサン・110/210とは
- 2 ダットサン・110/210の概要
- 3 110型系(1955年 - 1957年)
- 4 210型系(1957年 - 1959年)
- 5 脚注
固有名詞の分類
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