ソフトウエア・エスクロウとは? わかりやすく解説

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ソフトウエア・エスクロウ


”ソフトウエア・エスクロウ”とは、ソフトウエアライセンスを行う場合に、そのソフトウエアソースコード技術情報第三者(エスクロウ・エージェント)に預託しておく制度である。エスクロウ・エージェントは、ソフトウエアの提供企業ライセンサー)に倒産などがあった場合ソースコード等預託物を、ライセンス受けている企業ライセンシー)に開示する

ソフトウエア・エスクロウ

上記のようなエスクロウ制度利用することにより、ライセンス受けている企業ライセンシー)には、次のような場合メリットがある。

ライセンス受けていたソフトウエア提供者ライセンサー)が倒産してソフトウエアメンテナンスができなくなった。そこで、ライセンサー所有するソースコード関連ドキュメント類を入手して自社メンテナンス行いたいが、そのソースコード関連ドキュメント入手できない状況にある(ライセンサー行方不明である、ソースコード等債権者によって差し押さえられている等)。ライセンスを受ける際に、エスクロウ制度利用していれば、このような場合にも、エスクロウ・エージェントから、ソースコード関連ドキュメント入手することができる。

また、ライセンサーにとってもエスクロウ制度の利用により、ライセンシー対すソフトウエア安定的な使用権確保アピールすることができるというメリットがある。

日本では、(財)ソフトウエア情報センターSOFTIC)が、エスクロウエージェントとして業務行っている。

SOFTICホームページに、ソフトウエア・エスクロウ制度の詳細掲載されている。

執筆弁理士 古谷栄男)




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