セルロイド(硬質プラスチック)のディッキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/03 04:06 UTC 版)
「ディッキー (衣服)」の記事における「セルロイド(硬質プラスチック)のディッキー」の解説
セルロイドのディッキーは、その防水性と汚れにくさで人気があった。伝統的な布地のシャツの前身頃とは異なり、セルロイドのディッキーはシワになったりくしゃくしゃになったりすることが無く、滑らかで真っ白でままであった。セルロイドのディッキーは、モーニングやイブニングの正礼装のシャツのときに着用する胸当て(いわゆるイカ胸)の外観を再現している。いろんなデザインがあり、例えば縁が丸いもの、まっすぐなもの、ひもなどで服にくくりつけないもの、ズボンにくくりつけるもの、横に伸ばしたひもで背中でくくりつけるもの、などがあった。そのため、このディッキーはエンターテイナーやミュージシャンなどのパフォーマーによく使われていたが、一方で、硬い、扱いにくい、よく外に飛び出す、などといった点が必要以上にネタにされていた。「バッグス・バニー」のアニメで、バッグス・バニーがオペラの指揮者をしている設定で、オペラ歌手のズボンがずり落ちてディッキーがパンツ丸見えのオペラ歌手の喉に巻きつくというシーンがある。「The flapping dickey」は、わざとパタパタするように調整したディッキーを使うボードビルの有名な鉄板ネタの一つである。
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