セルロース【cellulose】
セルロース
セルロース
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セルロース(英: cellulose)とは、分子式 (C6H10O5)n で表される炭水化物(多糖類)である。植物細胞の細胞壁および植物繊維の主成分で、天然の植物質の1/3を占め、地球上で最も多く存在する炭水化物である。繊維素(せんいそ)とも呼ばれる[1]。自然状態においてはヘミセルロースやリグニンと結合して存在するが、綿はそのほとんどがセルロースである。
- ^ "繊維素". 三省堂大辞林 第三版. コトバンクより2020年11月11日閲覧。
- ^ Klemm, Dieter; Brigitte Heublein, Hans-Peter Fink, Andreas Bohn (2005). “Cellulose: Fascinating Biopolymer and Sustainable Raw Material(セルロース:魅力的な生体高分子と持続可能な原材料)”. ChemInform 36 (36). doi:10.1002/chin.200536238 2020年11月11日閲覧。.
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- ^ バイオエネルギー生産のためのシロアリ共生系高度利用技術の基盤的研究 (PDF, 800 KB) - 2020年(令和2年)11月11日閲覧
- ^ 読売新聞 2016年(平成28年)9月24日 10面掲載。
- ^ NHK総合テレビ『クローズアップ現代』2016年(平成28年)1月12日放送「“未来の紙”が世界を変える!? 〜日本発・新素材の可能性〜」NHK
- 1 セルロースとは
- 2 セルロースの概要
- 3 利用
- 4 おもな誘導体
セルロース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:40 UTC 版)
高純度のセルロースを基材としたろ紙。ろ紙の項を参照。本項で断りなくろ紙と綴ったとき、これを指すものとする。
※この「セルロース」の解説は、「ろ過」の解説の一部です。
「セルロース」を含む「ろ過」の記事については、「ろ過」の概要を参照ください。
「セルロース」の例文・使い方・用例・文例
- アセチルセルロース
- 主に淡水性の真核性藻類の大きな門で、クロロフィルaとbを加工処理し、食物として澱粉およびセルロース細胞壁を蓄える
- セルロースを生成する鞭毛虫類
- 粉末セルロース
- セルロースアセテートでコーティングされたディスク
- セルロースの、セルロースを含む、または、セルロースで作られた
- セルロース系繊維
- 100メッシュ粉末セルロース
- セルロースから誘導される酸
- セルロース繊維の混合物
- 酸を含むセルロースのエステル
- 綿火薬より少ない窒素を含むニトロセルロース
- コロジオンとプラスチックとラッカーを製造する際に使われる非常に可燃性のニトロセルロース
- セルロース(またはセルロースの誘導体)から作られるプラスティック
- 燃えるのが比較的遅い酢酸セルロース
- 硝酸セルロースと樟脳から生成される極めて可燃性の高い物質
- セルロースを苛性ソーダで処理して得られる繊維素セルロース・エステル
- セルロースパルプで作られる素材で、主に木、古着またはある種の草から得られる
- カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩である粘着性の物質
- アセチルセルロースという繊維素
セルロースと同じ種類の言葉
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