スッタニパータとは? わかりやすく解説

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スッタニパータ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 01:34 UTC 版)

スッタニパータ』(: Sutta Nipāta)は、セイロン(スリランカ)に伝えられた、いわゆる南伝仏教パーリ語経典(原始仏典)の小部に収録されたのこと。


注釈

  1. ^ パーリ語の「スッタ」(sutta)、サンスクリットの「スートラ」(sūtra)、そして漢語の「経」も、全て原義は「縦糸」という意味である。
  2. ^ パーリ語経典の中で「スッタニパータ」という書名の初出は『ミリンダ王の問い』になる。ただしその漢訳である『那先比丘経』には対応する書名はない。つまりパーリ語版内の書名は紀元後に追記されたものと推定される[10]

出典

  1. ^ WEB南伝大蔵経目録 p.12
  2. ^ 原始仏教聖典資料による釈尊伝の研究 - 中央学術研究所
  3. ^ 『パーリ上座部の経蔵に収載される “声聞の所説”の権威性を巡って』 - 清水俊史
  4. ^ 川鍋征行「ニーチェの仏教理解」『比較思想研究 』第8巻 p.44
  5. ^ a b ブッダで悩みを解決、仏教対話AI「ブッダボット」の開発 -伝統知と人工知能の融合-”. 京都大学. 2022年7月10日閲覧。
  6. ^ a b 株式会社インプレス (2021年3月29日). “京都大ら、仏教を学習したAIが助言してくれる「ブッダボット」”. PC Watch. 2022年7月10日閲覧。
  7. ^ 悩みに答えるAIブッダ、幸せのヒントに…京大など開発中:地域ニュース”. 読売新聞オンライン (2021年8月4日). 2022年7月10日閲覧。
  8. ^ Rhys Davids "Buddhist India" G.P. Putnam's Sons, New York 1903 (中村了昭訳『仏教時代のインド』大東出版社 1984)
  9. ^ B.C.Law "A History of Pali Literature" Trubner, London 1933
  10. ^ a b 並川孝儀 『スッタニパータ 仏教最古の世界』 岩波書店 2008
  11. ^ 前田惠學 『原始仏教聖典の成立史研究』 山喜房仏書林 1964
  12. ^ 旧訳版『ブッダのことば スッタニパータ』初版は1958年
  13. ^ 再編訳著に『今日を生きるブッダのことば 『スッタニパータ』篇』春秋社、2008年。ISBN 4-393-13365-X


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スッタニパータ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 02:15 UTC 版)

般若」の記事における「スッタニパータ」の解説

アジタ(人名)よ、命ある者における煩悩流れせき止めるものは、気づきsati)である。それが煩悩流れ堰き止める、とわたしは説く般若によって、それら(煩悩流れ)は塞がれる。 — スッタニパータ1035

※この「スッタニパータ」の解説は、「般若」の解説の一部です。
「スッタニパータ」を含む「般若」の記事については、「般若」の概要を参照ください。

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