スタンダード エンサイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/22 05:43 UTC 版)
「スタンダード・ヴァンガード」の記事における「スタンダード エンサイン」の解説
ヴァンガードの派生型として1,670 ccエンジンを搭載したベースモデルの「エンサイン」は、1957年に発表された。ヴァンガードがジョヴァンニ・ミケロッティの手によるスタイルチェンジを受けて以降も、エンサインは基本的にはヴァンガードのボディシェルを使用し続けた。多くが英空軍により購入され、合計18,852台が生産された。1962年にはデラックス・モデルが導入され、1963年には排気量の大きい2,138 ccエンジンが搭載された。 1,670 ccエンジンを搭載したモデルを1956年に『ザ・モーター』誌がテストし、最高速度77.6 mph(124.9 km/h)と0 - 60 mph(0 - 97 km/h)加速に24.4秒、28.5 ml/英ガロン(9.91 L/100 km;23.7 mpg-US)の燃料消費率を記録した。テスト車は、£300の税込みで£899であった。 1960年1月にピーターバラ(Peterborough )にあるエンジン専業メーカーのパーキンス(Perkins )が製造するコンパクトな1,400 cc直列4気筒ディーゼルエンジンの「P4C」を搭載したスタンダード・エンサインが発表された。出力43hpのこのエンジンは「約50mpg」という燃料消費率を誇り、この大きさの車としては比較的控えめな最高速度と加速性能を有していた。
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