スタジオの役割を終えて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 23:53 UTC 版)
「大阪タワー」の記事における「スタジオの役割を終えて」の解説
前述した通り、大阪タワーは入場者が年々減少してきた事に加えて、1994年12月の日本テレビでの郵便爆弾事件などのアクシデントから、放送局への部外者の立ち入り規制が一段と強化された事も追い打ちをかけた。そのため、大阪タワーの一般客開放は1998年9月で終了。その後、展望台部分にはABCロゴのネオンサイン表示を設置した。また、1999年3月には会社組織としての「大阪タワー株式会社」も解散されている。 テレビのスカイスタジオは1998年まで運用され、その後は2004年までは総務省の外郭団体通信・放送機構(TAO)が使用し、「通信放送融合テストベッド事業」の一環で、デジタル化時代に向けた、放送と通信の融合を見据えた番組制作の実験施設として使われた。 2008年にABCが大阪市福島区の新社屋に移転し、電波塔としての機能を終了。終了後は、同じく閉鎖されているホテルプラザと共に解体され、跡地は商業施設か住宅施設になる方針である。なお、現社屋に移転してからは、本社の屋上に設置されている鉄塔から番組の送信を行っている。 解体工事は、2009年9月7日から竹中工務店により行われた。この工事では、鉄塔を下部から解体する工法(「竹中グリップダウン工法」と呼ばれる。通称ダルマ落とし工法)を国内で初めて採用した。この解体工事は2010年初めまで行われた。
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