シンクビッグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 04:09 UTC 版)
シンクビッグ(Think Big)はメルボルンカップを連覇した名競走馬である。 シンクビッグ(Think Big) 血統 ハリーオン系 性 騸 Sobig1961 鹿毛 ニュージーランド Summertime Precipitation 毛色 鹿毛 Great Truth 生年 1970 Passive Ruthless 生産地 ニュージーランド Zenith 生産者 Estate of L. A. Alexander 1954 鹿毛 ニュージーランド Oman Goya 馬主 Dato Tan Chin Nam Sparta 調教師 Bart Cummings Citril Defaulter 成績等 Citoyenne F-No.- シンクビッグにはハリーオン4×6×5の近親交配がある。シンクビッグは、トレンサムのセリで売りに出され、10000ドルでマレーシアの事業家、タン・チン・ナムが購入した。 シンクビッグは2歳の時に8戦したが、1勝しかできなかった。3歳のときは15戦して5勝したが、最良の成績はブリスベンカップでの3着だった。4歳(1974年)になって3200メートルのメルボルンカップに出たが、本命の同厩舎のレイラニ(Leilani)を最後の15メートルでかわして優勝した。シンクビッグはその後、1年間勝ちに見離されたが、翌年(1975年)のメルボルンカップで58キロ(メルボルンカップはハンデ戦で、58キロは優勝馬としてはかなり重いハンデの部類にはいる。)を背負って勝った。シンクビッグはステイヤーでメルボルンカップの長距離が向いていたと考えられている。シンクビッグは騸馬だったので種牡馬にはならず、引退後は、メルボルンカップの2度の優勝で騎乗していたハリー・ホワイト騎手の私有牧場で余生を過ごし、1995年まで生きた。
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