ネヴィル・マリナーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 音楽家 > 演奏家 > イギリスの指揮者 > ネヴィル・マリナーの意味・解説 

ネヴィル・マリナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/23 01:27 UTC 版)

ネヴィル・マリナー
Neville Marriner
ネヴィル・マリナー
基本情報
生誕 (1924-04-15) 1924年4月15日
出身地 イギリスイングランドリンカン
死没 (2016-10-02) 2016年10月2日(92歳没)
ジャンル クラシック
職業 指揮者

サー・ネヴィル・マリナー (Sir Neville Marriner, CH CBE1924年4月15日 - 2016年10月2日)は、イギリス指揮者ヴァイオリニスト

人物・来歴

イングランドリンカン出身。王立音楽大学に学んだ後、パリ音楽院に留学した。フィルハーモニア管弦楽団ロンドン交響楽団ヴァイオリン奏者を歴任し、サーストン・ダートとジャコビアン・アンサンブルを結成するが、その後メイン州ハンコックに留学してピエール・モントゥーの音楽学校にて指揮法を学ぶ。

1959年に、アカデミー室内管弦楽団 (Academy of St. Martin-in-the-Fields) を創設し、長年その指揮者を務めた。1969年から1979年までロサンジェルス室内管弦楽団を指揮し、1979年から1986年までミネソタ管弦楽団の、1983年から1989年までシュトゥットガルト放送交響楽団の音楽監督を務めた[1]1985年にはナイト号を授与された。1992年より、カダケス管弦楽団の首席客演指揮者の任に就いている。1972年、アカデミー室内管と初来日している[1]

上記以外にも、NHK交響楽団の定期演奏会への客演(1979年2007年2010年2014年2015年)、ロンドン交響楽団フィルハーモニア管弦楽団アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団シュターツカペレ・ドレスデンなどとの録音がある。

レパートリーは幅広く、バロック音楽から古典派音楽に始まり、チャイコフスキーレスピーギバルトークも指揮・録音している。映画『アマデウス』の音楽を担当し、そのサウンドトラックには、マリナー指揮のアカデミー室内管弦楽団による演奏が用いられている。

弦楽合奏曲に特に強い思い入れがあるようで、イギリス北欧の弦楽作品は、バロックやモーツァルトと並んで、マリナーとアカデミー室内管の主要なレパートリーとなっていた。

2016年10月2日、死去[2]。92歳没。

家族・親族

録音

マリナーは膨大な数の録音を行っていたことで広く知られる。以下にマリナーが取り上げた作曲家を生年順に並べた。

脚注

[脚注の使い方]

注釈・出典

  1. ^ a b 【評伝】ネヴィル・マリナーさん――時代を画した音楽家 - 鈴村裕輔 研究ブログ 2016年10月3日 (2016年10月4日閲覧)
  2. ^ Sad news: Neville Marriner is gone, at 92 Slipped Disc 2016年10月2日




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ネヴィル・マリナー」の関連用語

ネヴィル・マリナーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ネヴィル・マリナーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのネヴィル・マリナー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS