サイズ規格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/29 17:17 UTC 版)
ヘッドパーツのサイズの主流は入れ代わりが激しい。最近では上下異径ヘッド(1と1/8インチ×1と1/2インチなど)も登場し、規格の複雑さに拍車をかけている。2007年2月現在、以下のような規格がある。 ノーマルサイズ 1インチ(コラム径、1インチは25.4mm)とされる。厳密にはロードレーサーならば22.2mm、マウンテンバイクなら25.4mmに対応。現在ではあまり見られなくなった規格で、その中にJIS規格(上ワン直径30mm/下玉押し直径27mm)とUNI(イタリア語版)規格(30.2mm/26.4mm)があり、かなり複雑と言える。 オーバーサイズ 1と1/8インチ。マウンテンバイクから始まった規格だが、現在はロードレーサーにまで普及している。ミリで表すと34.0mm/30.0mm。通販等の表記ではOSと表されている。メートル法の数字で表記されている場合コラム径は28.6mmである。 スーパーオーバーサイズ 1と1/4インチ。1990年代中頃にゲイリー・フィッシャーが考案したので「フィッシャーサイズ」ともいう。サイズは37.0mm/33.0mm。 1.5(ワンポイントファイブ) 1.5インチ。マウンテンバイクのD系(急斜面を下る競技、スタイル)に向けたものだがあまり広まっていない。サイズは49.6mm/39.8mm。 インテグラルヘッドサイズ インテグラルヘッドの規格は1と1/8サイズだが、ここでJISとUNI(イタリア規格の略)の規格の差異がある。比較的新しいため一本化していない。初期の段階ではJIS規格だったが、各メーカーの開発の結果数種が混立してしまい、互いのインテグラルヘッド同士で互換性がない時期もあった。現在ではUNIを主流として落ち着いている。またコラム部分の剛性を高めるため、上ワンがオーバーサイズ(1と1/8インチ)、下ワンがスーパーオーバーサイズ(1と1/4インチ)を採用した製品も登場している。 その他メーカー独自のもの 1と3/8インチ(スペシャライズド)、ヘッドショックサイズ(キャノンデール)、クラインサイズなどが有名。
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