コア (乳製品)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/07 05:56 UTC 版)
コア(ヒンディー語: मावा, Khoa, Khoya)は、インドやネパールの濃縮乳。一般的にヒンディー語でコアと呼ばれるが、マバ(mava)という別名もある[1]。
インド・イスラム文化圏の影響を受けた地域で作られており、チベット文化圏では作られない[2]。
概要
牛乳を中華鍋のような凹状の大鍋に入れ、焦げないよう攪拌しながら1時間ほど強火で加熱して作る[3]。約20Lの牛乳から、およそ1/5にあたる4-4.5kgの柔らかくて固形状になったコアが得られ、水牛乳を使う場合もある[1]。ネパールでは4-6時間かけて加熱し、原料乳の1/6ほどに濃縮して乳固形分70-75%の状態に仕上げている例もある[2]。
味は甘く、食感はザラザラしている[1]。加熱濃縮の際、生乳20Lに対して1.5kgほどの砂糖を加える事もあるが、コアを乳菓の原料とする事も多いため、無糖製法の方が一般的である[1]。なお、牧畜民はコアを作らず、都市や農村で専門的な職人が作っている[1]。
応用
バルフィ、グラブ・ジャムン、ペダーなど、インドを中心に様々な乳菓の材料として用いられる[4]。
脚注
参考文献
- 平田昌弘「ユーラシア大陸の乳加工技術と乳製品 : 第6回 南アジア-インドの都市部・農村部の事例1 : 乳のみの乳製品」『New Food Industry』第53巻第6号、食品資材研究会、2011a、73-81頁、CRID 1050845762514007424、ISSN 05470277。
- 平田昌弘「ユーラシア大陸の乳加工技術と乳製品 : 第7回 南アジア-インドの都市部・農村部の事例2 : 乳菓」『New Food Industry』第53巻第7号、食品資材研究会、2011b、65-73頁、CRID 1050282812560586240、ISSN 05470277。
- 高橋富士雄「ネパール,トルコ,モンゴルに見る伝統的乳利用の姿」『ミルクサイエンス』第52巻第1号、日本酪農科学会、2003年、1-15頁、CRID 1390282680485770240、doi:10.11465/milk.52.1、ISSN 1343-0289。
関連項目
「コア (乳製品)」の例文・使い方・用例・文例
- スコアボード
- 熱いココアを1杯飲む
- オーストラリアにはコアラやカモノハシなどの珍獣がいる
- コアジサシ
- 彼は2度目のラウンドで78のスコアを出した
- 今後のスコアアップを目指しましょう
- スコアブックをつける
- 彼はソフトコアなポルノ小説のせいで批判されている。
- WHOはTスコアマイナス4.0からマイナス2.5を骨粗鬆症と定義している。
- 高品質のココア「クリオーロ」はベネズエラで作られている。
- 彼らは海底の岩石を調べるためにコア掘りを行った。
- 定位コアバイオプシー
- 社長は、グローバル競争を勝ち抜くためには、独創的なコアコンピタンスがなければならないと力説した。
- バランススコアカードは企業の中長期的ゴール成就という視野に立って組まれるもので、一時的な対応策ではないということ理解する必要がある。
- フレックス制度を採用する企業のほとんどはコアタイムを設定している。
- 企業はコア人材となる人材の育成につとめている。
- 機関投資家は新しいコア銘柄になると推測される銘柄に買い注文を出した。
- トピックス コア 30は、今日の人気ベンチマーク指標の一つである。
- 管理職への昇進には継続的な高い業務実績だけでなく、860以上のTOEICスコアが求められる。
- そのスコアは76より低かった。
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