ゲージ‐りろん【ゲージ理論】
ゲージ理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 14:19 UTC 版)
ゲージ理論(ゲージりろん、英語: gauge theory)は、場の理論の分類である。局所変換の際にラグランジアンが不変となる系を扱う。
注釈
- ^ ヤンとミルズが強い力のゲージ理論を見つけたころ、数学でもほぼ同時にファイバーバンドルの理論が整備された。これはゲージ場の理論と数学的に等価であることが徐々に認識され、その後の数学と物理の交流の元となった。
出典
- ^ Wolfgang Pauli (1941) "Relativistic Field Theories of Elementary Particles," Rev. Mod. Phys. 13: 203–32.
- ^ Yang and Mills (1954)
- ^ Pickering, A. (1984). Constructing Quarks. University of Chicago Press. ISBN 0226667995
- ^ Sakurai, Advanced Quantum Mechanics, sect 1–4
- ^ Kaku, Michio (1993). Quantum Field Theory: A Modern Introduction. New York: Oxford University Press. ISBN 0-19-507652-4
- ^ Misner, Charles W.; Thorne, Kip S.; Wheeler, John Archibald (1973-09-15). Gravitation. San Francisco: W. H. Freeman. ISBN 978-0-7167-0344-0
ゲージ理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 13:59 UTC 版)
ゲージ理論の概念は、1918年のヘルマン・ワイルのアイデアに端を発する。ワイルは時空点ごとに「ゲージ」(ものさし)を与え、時空点が変わっても理論が変わらないようラグランジアンを決める(ゲージは一種の自由度で、理論不変なようにゲージ自由度を与える)ことを要求し、電磁場の導出を試みたが、実験と合わなかった。1927年、フリッツ・ロンドンは、長さを位相に変え、ゲージ理論の有効性を証明した。 1954年、楊振寧およびロバート・ミルズはゲージ対称性を非アーベル群に拡張した理論を定式化した(非可換ゲージ理論)。(ヴォルフガング・パウリ、内山龍雄も独立して同様の理論を発見している。発表が遅れたため、パウリや内山らは非可換ゲージ理論の発見者と見なされない。)内山龍雄は重力場を含む形に拡張した(このため、ヤン=ミルズ=内山理論と呼ぶ人もいる)。この非可換ゲージ理論は、後に量子色力学やワインバーグ=サラム理論を定式化する際に用いられた。
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ゲージ理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/20 12:46 UTC 版)
ゲージ理論は定式化され量子化されており、これによって素粒子物理学の標準模型に組み込まれている力の統一が導かれている。この努力は、1950年代の楊振寧およびロバート・ミルズらの研究によって始められ、1960年代マルティヌス・フェルトマンらによって継続され、1970年代にヘーラルト・トホーフト、フランク・ウィルチェック、デイビッド・グロスおよびH. デビッド・ポリツァーらによって完成された。
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