場の理論とは? わかりやすく解説

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ば‐の‐りろん【場の理論】

読み方:ばのりろん

空間的に離れた二つ粒子間に作用する力は、電磁場重力場などの物理的場と相互作用し、場を変動させることにより伝わるとする理論。場を量子化し、量子論的に扱う場合場の量子論という。


場の量子論

(場の理論 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 13:36 UTC 版)

場の量子論(ばのりょうしろん、: quantum field theory (QFT))は、量子化された素粒子物理ではこれが素粒子そのものに対応する)の性質を扱う理論である。


  1. ^ 清水明『新版 量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために―』サイエンス社、2004年。ISBN 4-7819-1062-9 
  2. ^ 新井朝雄「場の量子論の数理 : Mathematical Aspects of Quantum Field Theory」応用物理, Vol3, No.4, P.292-306 (1993).
  3. ^ a b c 長島順清『素粒子物理学の基礎I』朝倉書店〈朝倉物理学大系〉、2002年。ISBN 4-254-13673-0 
  4. ^ 吉田伸夫『素粒子論はなぜわかりにくいのか~場の考え方を理解する』技術評論社、2013年。ISBN 978-4774161310 
  5. ^ 坂本眞人『場の量子論-普遍性と自由場を中心として-』裳華房〈量子力学選書〉、2014年。ISBN 978-4785325114 
  6. ^ Wigner Biography Archived 2011年9月23日, at the Wayback Machine.
  7. ^ Ann. of Math. (2) 40 (1939), 149-204
  8. ^ 南部理論と物性物理学
  9. ^ Symmetry and Symmetry Breaking


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場の理論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 07:28 UTC 版)

「場」の記事における「場の理論」の解説

場と場の力学記述する理論を場の理論と総称する通常、これは場のラグランジアンまたはハミルトニアン記述し、それを無限自由度の系の古典力学または量子力学として扱うことによってなされる数学的な道具立てから、あるいは物理的な背景から、量子力学にもとづく場の理論を場の量子論呼びそれ以外古典力学にもとづく理論場の古典論区別することがある場の量子論場の古典論を含む理論であるが、場の古典論量子力学効果現れない領域では依然として非常に有用であり、現在も研究盛んな領域である。物質弾性流体力学およびマクスウェル方程式領域がそうである。 物理学において、重力相互作用電磁相互作用など、基本的な相互作用とされる相互作用いくつか存在し、それらに対応する場の理論が研究されている。統一場理論は、重力を除く種々の場を統一的に説明する理論を指す。物理学基礎研究における一つ目標は、そのような統一場理論を得ることである。

※この「場の理論」の解説は、「場」の解説の一部です。
「場の理論」を含む「場」の記事については、「場」の概要を参照ください。

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