クローンマウス研究
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1996年に、ハワイ大学に留学し、柳町隆造・ハワイ大学医学部教授の下で世界初の体細胞クローンマウスの誕生に成功、その後もクローンからクローンを続けることに成功。マウスのフリーズドライ精子による受精にも成功し、また2008年には、16年間冷凍保存していたマウスのクローン作製にも成功した。 1998年ハワイ大学医学部助教授、1999年ロックフェラー大学助教授を経て、2001年から神戸市の理化学研究所神戸研究所発生・再生科学総合研究センター (CDB) ゲノム・リプログラミング研究チームチームリーダーに就任。この間2001年から2002年まで米アドバンスト・セル・テクノロジー (ACT) 社主任研究員兼務、2003年4月から滋賀医科大学動物生命科学研究センター客員教授、2004年4月から京都大学再生医科学研究所生体再建学分野客員助教授、2007年から同客員准教授、2004年4月から2010年まで関西学院大学理工学部客員助教授及び同客員教授兼務。 また、核を取り除いた卵子(除核卵)に体細胞を移植(これを核移植という)してクローン胚を作ることにより、もとの体細胞からの遺伝情報を引き継いだES細胞「クローンES細胞」を作ることにも成功した。さらにES細胞の作成に体外受精で失敗した卵子を用いることによって、卵子提供の倫理的問題についても解決する道を見出している。
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