クラッチとパック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 04:39 UTC 版)
スリクリーンは通常、クラッチ(Clutch)と呼ばれる小集団で活動している。このクラッチとは同時に産まれ、無事に孵化した兄弟たちを表し、彼らとの間で最初のクラッチとして堅い結束を結ぶ。スリクリーンは“祖先の記憶”によって産まれた直後から言語を介し、狩りの手法を知る。彼らは互いに協力して狩りを行うが、やがて強靱な個体がクラッチのリーダーとなり、厳格な序列が構成される。そして成長すると、冒険者仲間や狩猟隊といった新しいクラッチを組織する。そうしたクラッチが集合し、パック(Pack)と呼ばれる大集団を構成する。 パックが構成されると、所属するメンバーは個々の実力を確かめ合う。それは問答であったり、時には決闘であったりする。こうしてパック内では厳密な序列が構築され、一番優秀な個体がパックの指導者となる。パックは厳然たる独裁制ではあるが、あくまでもクラッチを第一とするスリクリーンにとって指導者と構成員との間に主従関係は存在しない。各構成員は指導者に対し、自由に意見し助言をし、指導者に地位に見合った働きを要求する。これはクラッチ内でも同様で、各構成員はクラッチの序列を堅持し、指導者を支えなければならないのと同時に、リーダーの資質を常に問い、非力なリーダーが地位を保つことがないよう挑戦しなければならない。 群れを離れ、他の種族の冒険者たちと組んでいる時も、スリクリーンはパーティを新たなクラッチとみなして活動する。
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