キヤ90形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 07:46 UTC 版)
「国鉄キワ90形気動車」の記事における「キヤ90形」の解説
キヤ90形(キヤ90 1)は、房総地区の電化工事における架線柱への金具取り付け作業用として製作された事業用気動車(装柱車)である。郡山工場でキワ90 2の改造により製作された。改造にあたり片方の運転台と車体の3分の2を撤去して、主作業台・回転作業台・昇降用ディーゼルエンジンを設置した。 塗装は保線機械と同様、車体が警戒色である黄1号となった。 しかし、気動車の扱いであったため、運用するには気動車運転士を手配しなければならない不便が現場から指摘されたため、1970年(昭和45年)に制御回路を一部変更し、最高速度を45 km/hに制限して保線機械並みに作業要員が扱えるようにし、ヤ390形(ヤ390)として貨車に編入された。房総地区での電化工事終了後は、旧大網駅跡の側線に留置されていたが、1984年(昭和59年)に廃車された。
※この「キヤ90形」の解説は、「国鉄キワ90形気動車」の解説の一部です。
「キヤ90形」を含む「国鉄キワ90形気動車」の記事については、「国鉄キワ90形気動車」の概要を参照ください。
- キヤ90形のページへのリンク