ガニュメーデース
ガニュメーデース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 16:17 UTC 版)
ガニュメーデース(古希: Γανυμήδης, Ganymēdēs)は、ギリシア神話の登場人物である。イーリオス(トロイア)の王子で美少年だったといわれる。オリュムポス十二神に不死の酒ネクタールを給仕するとも、ゼウスの杯を奉げ持つともいわれる。元来は大地に天の雨をもたらす神だったと考えられており、ヴェーダ神話のソーマとの関連も指摘されている[1]。日本語では長母音を省略してガニュメデス、ラテン語形でガニメデとも呼称される。
- 1 ガニュメーデースとは
- 2 ガニュメーデースの概要
- 3 参考文献
ガニュメーデース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 05:01 UTC 版)
大昔、ゼウスはトロースあるいはラーオメドーン(ともにトロイアの王)の子ガニュメーデースを欲し、イーデー山で鷲の姿で誘拐し、オリュンポス十二神の酌人にした。
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ガニュメーデース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 09:55 UTC 版)
ゼウスはガニュメーデースというトロイアの美少年を攫ったことでも知られている。しかし、これは愛人にするためではなく、神々の給仕係にするためであった。オリュンポスの神々に給仕するのは、もとは大神ゼウスとその正妻ヘーラーの娘、青春の女神であるヘーベーの役割であった。ゼウスの子、英雄ヘーラクレースが、死後に神々の列に加えられたとき、ヘーラクレースを憎んでいたヘーラーはようやくヘーラクレースと和解し、その娘ヘーベーが妻として彼に与えられた。このため神々の宴席に給仕するものがなくなった。ゼウスは人間たちの中でもとりわけ美しいガニュメーデースを選び、鷲の姿に変身して彼を攫い、オリュンポスの給仕とした。この仕事のためにガニュメーデースには永遠の若さと不死が与えられた。また代償としてその父に速い神馬(別伝ではヘーパイストスの作った黄金のブドウの木)が与えられた。 天上に輝くみずがめ座は、神々に神酒ネクタールを給仕するガニュメーデースの姿であり、わし座はゼウスが彼を攫うときに変身した鷲の姿である。
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