カラブロ-ルカネ鉄道500形
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「イタリア国鉄980蒸気機関車」の記事における「カラブロ-ルカネ鉄道500形」の解説
前述の地中海鉄道の後身であるカラブロ-ルカネ鉄道では、原設計をSLM、製造をSaronnoの後身であるCemsaが担当して1932年に501-506号機の6両が製造されている。本形式はコゼンツァからイオニア海沿岸のカタンザーロ県のカタンザーロ・リドに至るコゼンツァ-カタンザーノ・リドを結ぶ軌間950mm、全長109.8km、最急勾配100パーミルのコゼンツァ-カタンザーノ・リド線用に導入された機体で、全長9,760mm、全伝熱面積110.0m2、自重/運転整備重量39.0/47.6tとなっており、ラック区間用ピニオンが2軸で車軸配置が1'C1'zzとなっていることが特徴である。 現在では504号機が動態保存されている。 過熱式として出力を増強した981、パオラ駅、1971年 混合列車を牽引するR370.03号機、シチリア島中央部のヴァルグアルネーラ・カロペーペ付近 ベルナーオーバーラント鉄道で使用されていた頃のHG3/3 8号機、スイス国鉄のHG3/3形とほぼ同形 ヴェーネタ公共鉄道4号機"Rocchette"のSLM公式写真、1911年 動態保存されている旧カラブロ-ルカネ鉄道の504号機、2006年
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