カトリック教会のカテキズムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > カトリック教会のカテキズムの意味・解説 

カトリック教会のカテキズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 02:52 UTC 版)

カトリック教会のカテキズム(カトリックきょうかいのカテキズム、イタリア語: Catechismo della Chiesa Cattolica: Catechism of the Catholic Church、略称:CCC)は、教皇ヨハネ・パウロ2世によって公布された、ローマ・カトリック教会とローマに連なる21の東方典礼カトリック教会[2]の教理(教え)の、公式な説明である。1992年フランス語版が発行され[3][4] (その分量は優に900ページを超えていた)、 英語を含む他の多くの言語に訳されている。最初のフランス語版が幾つかの点で修正されて、1997年ラテン語規範版が発行され[5] [6]、これが日本語に翻訳されて2002年7月31日にカトリック中央協議会から出版されている[4]


  1. ^ 『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』2頁 (扉絵のシンボルマークについて)カトリック中央協議会 ISBN 9784877501532
  2. ^ Inside the Vatican (ISSN 1068-8579), Year 22, #8 (October 2014), p.52
  3. ^ a b c FIDEI DEPOSITUM”. Libreria Editrice Vaticana (1992年10月11日). 2007年10月5日閲覧。
  4. ^ a b c Laudate 「カテキズムを読もう」第1回 序:カテキズムって何? (女子パウロ会)
  5. ^ LATIN EDITION OF CATECHISM PROMULGATED”. L'Osservatore Romano (1997年9月17日). 2007年10月5日閲覧。
  6. ^ MODIFICATIONS from the Edito Typica”. Amministrazione Del Patrimonio Della Sede Apostolica. 2007年10月5日閲覧。
  7. ^ http://www.bennetyee.org//http_webster.cgi?catechism&method=exact
  8. ^ 『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』23頁(序文)(教皇ヨハネ・パウロ2世使徒憲章『ゆだねられた信仰の遺産』(Fidei depositum)1992年10月11日 より引用)
  9. ^ http://www.usccb.org/catechism/resource/rat92art.shtml#structure (United States Conference of Catholic bishops)
  10. ^ DOGMATIC CONSTITUTION ON DIVINE REVELATION - DEI VERBUM 12.
  11. ^ Catechism of the Catholic Church - Intra Text III. The Holy Spirit, Interpreter of Scripture (109-119)
  12. ^ 『カトリック教会のカテキズム綱要』序文”. カトリック中央協議会 (2005年6月30日). 2008年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月13日閲覧。
  13. ^ 自発教令『カトリック教会のカテキズム綱要』の認可と公布”. カトリック中央協議会 (2005年6月30日). 2008年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月13日閲覧。
  14. ^ a b カトリック教会のカテキズム要約(コンペンディウム)”. カトリック中央協議会. 2010年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月13日閲覧。
  15. ^ The Catechism of the Catholic Church in Context”. United States Conference of Catholic Bishops Office for the Catechism (1992年12月9日). 2007年10月5日閲覧。
  16. ^ 『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』23頁(序文)(教皇ヨハネ・パウロ2世使徒的書簡『大きな喜びをもって』(Laetamur magnopere)1997年8月15日 より引用)
  17. ^ (日本カトリック司教協議会 監修・カトリック中央協議会 発行 『カトリック教会の教え』145頁、 2003年 - ISBN 9784877501068
  18. ^ 伝統にこだわる一部のカトリック信者のグループは、CCCに述べられているいくつかの文言は、過去のカトリックの教えと多くの事柄において衝突を起こしている、と異議を申し述べている。(彼らはCCCを)グノーシス主義に堕したものであり、進化論を活性化させ、依然としてユダヤ人を神の契約の民として表現し、その責任を曖昧にし、宗教的平等主義(宗教は等しいとする異端)、偽った世界教会運動の神学(エキュメニズム)、世俗への同調、妥協、同性愛国際主義などを好んでいるとしているcf. The Semi-Catholic Catechism of the Catholic Church。彼らは、神学に関する意見はCCCの意図するところではないにもかかわらず「信仰の問題と神学に関する議論は分けることができない」とする姿勢を、事実、崩していない。cf. Michael J. Wrenn & Kenneth D. Whitehead, Flawed Expectations:The Reception of the Catechism of the Catholic Church, Ignatius Press, 1996, p.208. ある書き手は、カトリック教会は以下の適用を意図的に試みているとして教皇パウロ6世の影響について言及している。CCCは、事実として、現在の教義から乖離し、カトリックの信仰を、真実の追究とする方向性を示すものとする主張を行っている。同様に使徒憲章中の声明に言及して、「内容は今の時代の問いに答えるため、しばしば新しい姿で示されている」「新しいカテケーシス(教義の口頭伝授)は、内的な確信というより寧ろ外的な反応を引き起こしがちである」とクレームを付けている。cf. Romano Amerio, Iota Unum: A Study of Changes in the Catholic Church in the XXth Century, Sarto House, 1996.


「カトリック教会のカテキズム」の続きの解説一覧

カトリック教会のカテキズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 10:16 UTC 版)

大罪」の記事における「カトリック教会のカテキズム」の解説

『カトリック教会のカテキズム』の日本語版(2002年出版)では、第3編第2部「神の十戒」の部で十戒沿って様々な罪について説明しているが、その中で大罪」や「重大な罪」という表現複数使われている。

※この「カトリック教会のカテキズム」の解説は、「大罪」の解説の一部です。
「カトリック教会のカテキズム」を含む「大罪」の記事については、「大罪」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「カトリック教会のカテキズム」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カトリック教会のカテキズム」の関連用語

カトリック教会のカテキズムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カトリック教会のカテキズムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカトリック教会のカテキズム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの大罪 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS