カスミコンビニエンスネットワークの訴訟問題から店舗数の減少へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 21:37 UTC 版)
「ホットスパー (コンビニエンスストア)」の記事における「カスミコンビニエンスネットワークの訴訟問題から店舗数の減少へ」の解説
中核企業であったカスミコンビニエンスネットワークが加盟店オーナーから起こされた訴訟の影響で、1996年(平成8年)当時上場していたコンビニエンスストア4社中唯一、上期の店舗の増加数が前年実績を下回った。1995年(平成7年)時点で約770店舗のうち約500店舗と店舗数の大半を占めていた旧ボランタリーチェーン契約店を中心とした既存店に多大な影響を及ぼし、同期のチェーン全店の売上利益は共に微増に留まることになった。1998年(平成10年)2月期決算で既存店売上が約2.7%の減少。閉店数が新規出店を上回る事態となり、店舗数も844店舗へ純減。約1.52億円の最終損失となって設立以来初の赤字に転じる状況に陥った。 翌年度1999年(平成11年)2月期も大手コンビニエンスストアチェーンの店舗開発が、カスミコンビニエンスネットワークの地盤である茨城県を含む北関東へ広がってきた影響を受け、不採算店153店舗の閉鎖に追い込まれるなど、店舗数の純減が続いた。そのため約70.71億円の最終損失という大幅な赤字で2期連続の赤字となった 2000年(平成12年)6月20日、九州地域スパー本部を傘下に持つ九州コンビニエンスシステムズがココストアと業務提携を行い、同年に不採算店25店を閉店した。その他の本部でも他チェーンとの競合などで不採算となった店舗が閉鎖されて店舗数が減少に転じた。
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