オイルパン
シリンダーブロック、もしくはラダービームやロアフレームの下面に取り付けられ、エンジンオイルを貯留するカバー。ウエットサンプ式のオイルパン内部には、オイルが揺れ動くのを防止するためのバッフルプレート(セパレーター)が設けられ、さらにドレーンプラグを装着。また、オイルパンは、熱くなったオイルを冷却する機能をもっている。ドライサンプ式では、エンジンオイルが洩れないようにする単なるカバー的な役割を果たす。一般にオイルパンは、膜振動を起こしやすく、板金製のものではビードを設けたり、バッフルプレートと兼用の補強部材を入れたりして剛性の向上をはかっている。
オイルパン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 16:05 UTC 版)
オイルパンとはオイル使用機器からのオイルの流出を防ぎ、一定量までせき止める機能を持つ囲い(堰)である。エンジンの部品のひとつとしては、シリンダーブロックの下部に設けられた一種の蓋である。ウエットサンプ方式と呼ばれるエンジンに設けられたオイルパンにはサンプと呼ばれる液体を滞留させる窪みが設けられており、エンジンオイルをためておく役割を果たしている。
- ^ Jeff Huneycutt. “Oil Pans For Power”. Circle Track magazine. 2006年11月16日閲覧。
- 1 オイルパンとは
- 2 オイルパンの概要
- 3 脚注
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