エンジン電子制御システム
空燃比や点火時期などのエンジン運転変数や、EGRなどの排気対策装置を電子制御するシステム。1960年代後半のアメリカの排気規制強化に対応するため、燃料供給量や点火時期制御などがトランジスターやダイオードを用いて、単機能で開発されていた。最近では中央処理装置(CPU)の容量増大で制御部分のユニット化、精度向上、低コスト化などから、エンジンのみならず、変速機のトルク変換特性やトラクションコントロールなども総合的に電子制御化されるようになった。総合化により、入力信号が統合・共有化され、自動車としての基本性能である走る、曲がる、止まるのすべてに対して制御が可能になった。
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