エルムマッシュ291【エルムマッシュ ニィキュウイチ】(きのこ類)
登録番号 | 第15387号 | |
登録年月日 | 2007年 3月 22日 | |
農林水産植物の種類 | たもぎたけ | |
登録品種の名称及びその読み | エルムマッシュ291 よみ:エルムマッシュ ニィキュウイチ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北海道、株式会社スリービー | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北3条西6丁目、北海道空知郡南幌町元町1丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 原田陽、冝壽次盛生、米山彰造、森三千雄、冨山隆広、五十嵐啓造、吉成篤四郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「エルムマッシュ北菌2号」に出願者所有の保存菌株(北海道産野生種)を交配して育成されたものであり、菌さんが黄色で菌柄の形が太長の施設栽培向き品種である。菌さんの形態(平面)は円形、形態(断面)はロート形である。菌さんの色は黄色、肉質は普通、菌しゅうの菌柄へのつき方は中、菌柄の菌さんへのつき方は中心生、菌柄の形は太長、色は無色、毛は無である。寒天培地の生長最適温度は22℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から子実体発生までの期間は21~25日、子実体の生長最適温度は18℃、発生型は群生、株の分岐程度は普通、収量は100g以下である。「エルム・マッシュ北菌2号」と比較して、菌さんの形態(平面)が円形であること、菌柄の菌さんへのつき方が中心生であること等で、「Pc 87-2」と比較して、菌糸の生長最適温度が低いこと、生長速度が20℃で遅いこと等で区別性が認められる。なお、「エルムマッシュ北菌2号」及び「Pc 87-2」との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成14年に北海道立林産試験場の施設(旭川市)において、「エルムマッシュ北菌2号」に出願者所有の保存菌株(北海道産野生種)を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「エルム・マッシュ291」であった。 |
- エルムマッシュ291のページへのリンク