エリダノスとは? わかりやすく解説

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エリダノス【Ēridanos】

読み方:えりだのす

ギリシャ神話出てくる川。極北あるいは西の果てにあると考えられていた。エリダヌス


エリダノス 【Eridanos】


エーリダノス

(エリダノス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 21:45 UTC 版)

エーリダノス古代ギリシア語: Ἠριδανός, Eridanos)は、ギリシア神話の伝説的なとその河神。 大洋神オーケアノステーテュースの子とされている[注釈 1]。 エーリダノスは世界の極北あるいは西域を流れていて、河口にはエーレクトリデス(琥珀)諸島があると考えられていた。のちに、地理の知識が広がると主としてポー川やまたはローヌ川といった実在の河川と同一視されるようになった[2]。 なお、ギリシャアテネケラメイコス地区にはエリダノス川がある。


注釈

  1. ^ オーケアノスは姉妹のテーテュースを妻としてすべての河川と3000人の娘たち(オーケアニデス)を生んだとされる[1]
  2. ^ ハンガリー神話学カール・ケレーニイ(1897年 - 1973年)によれば、このニンフはゼウステミスの娘たちであり、モイライあるいはヘスペリデスであった[4]
  3. ^ アポロドーロスは、リグリア及びケルト人の国を通った後、サルデーニャからティレニア海に沿って航海し、アイアイエーのキルケーのもとにたどり着いたとする[10]
  4. ^ ヒュギーヌスは、ヘーラクレースがキュクノスを武器で打ち倒し、殺したので、父親のアレースがやってきてヘーラクレースと戦おうとしたところ、ゼウスが雷を送って二人を分けたという[12]

出典

  1. ^ 高津 1960, p. 82.
  2. ^ a b 高津 1960, pp. 71–72.
  3. ^ a b ケレーニイ, 1974 & 1, p. 215.
  4. ^ ケレーニイ, 1974 & 2, pp. 192–193.
  5. ^ グレーヴス, 1955 & 1, p. 138.
  6. ^ 高津 1960, p. 188.
  7. ^ ヒュギーヌス, p. 218.
  8. ^ ヒュギーヌス, pp. 216–217.
  9. ^ a b 高津 1960, p. 36.
  10. ^ アポロドーロス, p. 63.
  11. ^ グレーヴス, 1955 & 2, p. 180.
  12. ^ ヒュギーヌス, p. 76.
  13. ^ アポロドーロス, p. 100.


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