エミュレータに対するSCEの対応
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「PlayStation (ゲーム機)」の記事における「エミュレータに対するSCEの対応」の解説
世界中で大ヒットとなった本機種ではあるが、それに比例して1998年からシェアウェア、フリーウェア問わず多数のエミュレータが登場した。その中のシェアウェアソフトの一部に対し、SCEは積極的に訴訟を繰り返し販売停止を求めた。 Connectix 1999年1月5日 - コネクティクス、Macintosh向けエミュレータソフト「Virtual Game Station(英語版)」をMacworld Expoで販売。会場内では「SCEが訴訟を起こすのではないか?」との噂。 同年1月27日 - SCE、コネクティクスを著作権・知的所有権侵害で提訴。 同年2月4日 - SCEが申請したVirtual Game Stationの一方的緊急差し止め命令は棄却。 同年4月21日 - SCEが申請したVirtual Game Stationの仮差し止め命令は受理。 2000年2月10日 - SCEの敗訴が確定。 同年6月30日 - SCEA、「Virtual Game Station」の特許侵害については訴訟を取り下げるも別件で再提訴。 2001年3月14日 - 合法ソフトとして販売され続けていたが、SCEとコネクティクス、技術提携により和解し、同ソフト販売終了。 bleem 1999年3月 - bleem社、bleem!(英語版)の販売開始。 同年5月 - SCE、著作権侵害を理由にbleem!の仮差し止めを提訴。これを受けてbleem社はE3に出展していた同ソフトの自主規制。 同年8月23日 - 連邦地裁はSCEのbleem!販売差し止め請求を棄却。 2001年11月19日 - 合法ソフトとして販売され続けていたが、国内外にてSCEよりショップに対して繰り返しの販売停止要請が行われた結果、bleem社の事業閉鎖とエミュレータの販売停止へ。
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