ウァッリス公国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 06:37 UTC 版)
バルダ大陸の中部、暴君(テュランノス)山脈と夜明けの歌(オーバード)山脈に挟まれた地域の南部を占める国。首都はフェアアーラ。ウァッリス公国は2つの点でバルダ大陸において重要であり、そこの出身者はどの国でも厚遇される。1つ目の点は学士院の存在である。学士院はバルダ全土から頭脳明晰な者が集まって学問を修める所で、バルダ大陸の知識人のほとんどはここを卒業している。またウァッリス公国の教育水準は周辺諸国より上で、識字率も高く、幼い子供でも簡単な計算ができる。2つ目の点は魔道具と歪力石(コピアストーン)を産出することである。他国ではこれらが発掘されることはほとんどなく、ウァッリス公国からの輸入に頼るほかない。そのためウァッリス公国が輸出にかける高額の税による対立が後を絶たない。魔道具の専門家である魔道具使い(マグトゥール)の認定を行うのはウァッリス公国であり、魔道具使い協会(マグトゥールギルド)もウァッリス公国にある。 フェアアーラ ウァッリス公国の首都。大陸中から学者が集まる学士院と大陸最大級の国立書廟がある。 ヴァジッシュ ウァッリス公国第二の都市。タザリア王国へ通じるアプロン峠の入り口にあり、タザリアとウァッリスの間で帰属が争われることが多い。 アプロン峠 テュランノス山脈を越えてタザリア王国とウァッリス公国を結ぶ峠。最も高いところで標高2,500ヤール(1ヤールは91.44cm)ほどあり、そこにはグイサラーという小さな街がある。聖階暦2020年のタザリアとウァッリスの戦争で戦場となった。
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