インフレの発生と議論とは? わかりやすく解説

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インフレの発生と議論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 01:55 UTC 版)

松方デフレ」の記事における「インフレの発生と議論」の解説

西南戦争戦費調達のために不換紙幣(信用低かった太政官札等)が濫発された事によって、戦争後大規模なインフレーション発生していた。当時大蔵卿大隈重信はこのインフレーションの原因について、経済実態紙幣流通量近く本位貨幣である銀貨不足しているだけだと考えて、「積極財政」を維持して外債発行してそこで得た銀貨市場流して不換紙幣回収すれば安定する主張した大隈財政)。一方次官である大蔵大輔松方は単に明治維新以来政府財政膨張インフレーション根本原因であって不換紙幣回収こそが唯一の解決策であると唱えた松方主張長年財政携わってきた大隈財政政策根幹から否定するものであり、大隈激怒を買う。 この対立憂慮し伊藤博文松方内務卿抜擢するという形で財政部門から切り離して一旦は事態収拾図った。ところが、1881年の「明治十四年の政変」で大隈政府から追放されると、松方大蔵卿任命されインフレーション対策責任者となる。

※この「インフレの発生と議論」の解説は、「松方デフレ」の解説の一部です。
「インフレの発生と議論」を含む「松方デフレ」の記事については、「松方デフレ」の概要を参照ください。

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