インド建国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 21:50 UTC 版)
「インドのナショナリズム」の記事における「インド建国」の解説
1906年から1907年にかけて、ヒンドゥー教徒が多数を占めるインド国民会議へのムスリムの懐疑心からイスラム教徒知識層により全インド・ムスリム連盟が結成された。しかし、マハトマ・ガンディーの指導力はムスリムからも幅広い支持を集めた。アリーガル・ムスリム大学と、ジャーミア・ミリア・イスラーミア(英語版)は同じイスラーム教の大学でありながら、独立した大学となっている。前者は全インド・ムスリム連盟の思想を是とする組織であり、後者はナショナリズム及びガンディーの思想に基づくムスリムの教育を行う場として設立された。 ムハンマド・イクバールやムハンマド・アリー・ジンナーのようなムスリムがヒンドゥー教徒とイスラム教徒は別個の国家を有するべきだと考える一方で、ムフタール・アフマド・アンサーリー(英語版)やアブル・カラーム・アーザード(英語版)、ハーン・アブドゥル・ガッファール・ハーン(英語版)、ハキーム・アジュマル・ハーン(英語版)はマハトマ・ガンディーの思想やインドの自由闘争を支持し、インドのムスリムが分離独立するべきだという考えに反対している。後者の考えはパンジャーブ、シンド州、バローチスターン州、ベンガル地方といった、全インド・ムスリム連盟が政治的に強い影響力を持っている地域やパキスタンの分離独立の影響を受けた地域では支持されていない。 ザキール・フサイン(英語版)、ファフルッディーン・アリー・アフマド(英語版)、アブドゥル・カラームはインドの大統領経験があるムスリムである。俳優のシャー・ルク・ハーンやナシールディン・シャー(英語版)、アーミル・ハーン、音楽家のザキール・フセイン、アムジャド・アリー・ハーン(英語版)、クリケット選手のサイイド・キルマーニー(英語版)、イルファン・パタン(英語版)、ザヒール・カーン(英語版)、ムシュタク・アリー(英語版)、ムハンマド・アズハルッディーン(英語版)のような著名人のムスリムもまたインドのシンボルとなっている。
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