ダールマンツヤクワガタ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/20 17:26 UTC 版)
ダールマンツヤクワガタ (Odontolabis dalmanni) は、昆虫綱コウチュウ目(鞘翅目)クワガタムシ科に属するクワガタムシの一種。原名亜種を和名ではキンケツヤクワガタ(金毛艶鍬形虫)とも言う。
- 1 ダールマンツヤクワガタとは
- 2 ダールマンツヤクワガタの概要
- 3 亜種
インターメディアツヤクワガタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/10 13:39 UTC 版)
「ダールマンツヤクワガタ」の記事における「インターメディアツヤクワガタ」の解説
亜種で、前羽根に毛が生えないインターメディアツヤクワガタ(Odontolabis intermedia dalmanni)がフィリピンに生息し、パラワン島、ネグロス島、パナイ島、シブヤン島、セブ島に生息し、フィリピン特産種であるアルケスツヤクワガタと棲み分けているが、場所によっては、両者が混在する場合がある。 体長は小型で38mm、最大で106mm。アルケスと同様にツヤクワガタ類やクワガタムシ全般でも最大級の種となる。小型個体は少なく、多くは中型個体と大型個体で占められる。 アルケスとの違いは本種の方がより体色の光沢が強く、全体に漆を塗ったような姿をしている。本種の方が細身であり、中型個体はアルケスによく似ているが、胸の裏側部分にカギ状の突起が発達していない事で、アルケスと見分けられ、大型個体は先端部の他に、基部付近に大きな内歯が発達するが、アルケスには生えてこない。また、生きている成体を比較すると、雄、雌とも触角をせわしなく動かしているアルケスとは対照的に、あまり触角を動かさない。 非常に好戦的で、相手が近づくと大顎を振り上げて威嚇し、大きく発達した大顎で相手を挟み込む。雄は激しく争い、ヒラタクワガタやフタマタクワガタ程狂暴ではないものの、気の合わない雌を殺してしまう事もある。 生態的には原名亜種と、アルケスとほぼ同じ。細身の体の分、力ではアルケスに劣るものの、本種の方が素早く、飛翔性が高い。 本種はダールマンツヤクワガタの亜種の一つとして扱われているが、大顎形態の違い(基部の大きな内歯は本亜種にのみ発生する)と前羽根に毛が生えていない事から、一部では独立種として見る場合もある。長い大顎から、古い和名ではオオキバオニツヤクワガタ(大牙鬼艶鍬形虫)とも呼ばれた。
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