イゼルローン回廊帝国側宙域の遭遇戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:18 UTC 版)
「銀河英雄伝説の戦役」の記事における「イゼルローン回廊帝国側宙域の遭遇戦」の解説
宇宙暦798年/帝国暦489年1月。イゼルローン駐留艦隊の内、アッテンボロー少将が率いる2,200隻の分艦隊が、回廊の帝国領方面を哨戒している最中に、ケンプ艦隊の分艦隊であるアイヘンドルフ艦隊1,630~1,790隻(OVA版において艦内放送で告知された推定艦艇数の最小値~最大値)と遭遇し、戦闘状態に突入した。アッテンボローの分艦隊は兵士の多くが補充されたばかりの新兵であり、その中に、軍曹待遇に昇進してスパルタニアンの搭乗資格を得たばかりのユリアン・ミンツも含まれる。原作ではアッテンボローの初登場の場面である。 アイヘンドルフ艦隊は当初ヤン艦隊の名前を恐れて積極的な攻勢を躊躇ったが、8~9時間後、相手の多くが素人であると気づき攻勢に転じようとした。しかし前後してヤン艦隊のほぼ全軍1万隻以上(OVA版でのラインハルトへの報告では帝国軍の10倍の戦力)が援軍に駆けつけたため、急遽撤退に転じた。ヤンは帝国軍が戦意を失って逃走したため、無用な流血を避けるためと元来の性格のため追撃戦は行われなかった。シェーンコップは、これを「戦わずして勝つ」と評した。 ユリアン・ミンツは軍曹待遇で初陣となったこの戦いでワルキューレ3機撃墜と巡航艦1隻を完全破壊し、曹長待遇に昇進した。
※この「イゼルローン回廊帝国側宙域の遭遇戦」の解説は、「銀河英雄伝説の戦役」の解説の一部です。
「イゼルローン回廊帝国側宙域の遭遇戦」を含む「銀河英雄伝説の戦役」の記事については、「銀河英雄伝説の戦役」の概要を参照ください。
- イゼルローン回廊帝国側宙域の遭遇戦のページへのリンク