アリー・パシャの時代(1789-1821)
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「ヨアニナ」の記事における「アリー・パシャの時代(1789-1821)」の解説
1789年にヨアニナは、アリー・パシャの統治する北西ギリシア、つまりテッサリア、エヴィア島の一部および、ペロポネソス半島といった領地の中心となった。アルバニア人領主のアリー・パシャは、18世紀に最も勢力のある人物の一人であった。テペレナ(Tepelenë)に生まれた彼は、ヨーロッパの重要国の君主と外交関係を維持し、宮廷はギリシア独立戦争で有名になる、ゲオルギオス・カライスカキスやオデュッセアス・アンドルツォス、マルコス・ポツァリアスなどの人物の注目の的となった。アリー・パシャの統治時代は、ヨアニナにとって最高に経済・知識が発展していた時代であった。この時代のヨアニナを表した対句として、"The city was first in arms, money and letters.(ヨアニナの町は昔は軍隊の中に、今は金と書物の中にある。)"と言われた。ギリシア独立戦争が始まった1821年に、アリー・パシャがオスマン帝国に対して反逆を宣言すると、ヨアニナはオスマン軍に包囲された。2年後に、アリー・パシャはスルタンに許しを乞うために待っていた湖上の島の教会で暗殺された。
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