アナログ信号のエンコード／デコード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/12 02:08 UTC 版)
「エンコード」の記事における「アナログ信号のエンコード／デコード」の解説
録音機のノイズリダクションにしばしば用いられた。例えばdbxでは、音声信号の大きさによって増幅率が変化する特殊な増幅器を用いて、音量の変化を（対数で）1/2に抑えて録音し、再生時にそれを2倍にする。録音機やテープ由来の雑音／歪みは信号に比べかなり小さいので、再生時に対数伸長することでますます小さくなり、音楽信号にまぎれて聞こえづらくなる。似た原理の雑音低減装置がHiFiビデオやカセットレコーダに広く用いられた。 ディスクリート4chのレコードで、サブキャリアを変調し重畳して記録することもエンコードと呼ばれた。 FMラジオ放送やLPレコード、アナログテープレコーダでも、クラシック音楽では振幅が比較的小さい高音の成分を予め強調して放送／録音し、再生時に高音を減衰させる方法が取られた。DATやCDやDTRSのようなデジタル機器でも、同様な方法で見かけの量子化雑音を減らす機能がある。これらは通常エンファシスと呼ぶ。中波放送で放送法に触れない程度まで高域を強調する装置もあった。RIAA特性も参照。
※この「アナログ信号のエンコード／デコード」の解説は、「エンコード」の解説の一部です。
「アナログ信号のエンコード／デコード」を含む「エンコード」の記事については、「エンコード」の概要を参照ください。
ウィキペディア小見出し辞書の「アナログ信号のエンコード／デコード」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。
- アナログ信号のエンコード／デコードのページへのリンク
